
JANOG25
プログラム詳細
2010.01.21(木) 15:55~16:00 | ||
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[ライトニングトーク] トレースバック実運用化への道 〜研究結果を踏まえて〜 | ||
発表者 | 若狭 賢(財団法人日本データ通信協会) | |
概要 |
・トレースバックは昔から研究されてきた手法ですが、技術的な問題以外に、通信の秘密への対応、および、実運用の課題、等への対応が困難なため、我が国ではISPの実ネットワーク上での実験は皆無でした。 ・我々は6組織で、2005年よりNICTの委託研究としてトレースバック研究を開始し、法律・運用・技術、等の問題を解決しながら、ISPの実ネットワーク上での実証実験を目指しました。 2006年には、適法要件を満たす運用モデルを制定しました。 2007年には、運用モデルを実現する3階層のトレースバック・システムを構築しました。 2008年には、ISP-5社の実ネットワークを使用した事前実験を実施しました。 また、JPドメインによるSimulation実験で、トレースバック導入シナリオを評価しました。 2009年には、ISP-15社の実ネットワークを使用した実証実験を実施し、パフォーマンス測定、運用プロセスとマネージメントシステムの評価、等を行いました。 ・2010年1月までに、ISPヒアリングなどで、トレースバックの実運用化の課題を洗い出します。 JANOGでは、5年間の研究概要と、実運用化の課題を発表したく。 |
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公開資料 | 資料1 |
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