JApan Network Operators' Group
JANOG43は株式会社デジタルアライアンスのホストにより開催します。

WHOISのルール知ってますか? ~正確性向上への取り組みが進んでます~

概要

WHOISとは、JPNIC等のインターネットレジストリが管理するインターネット資源の登録情報を提供するサービスで、IPアドレスやドメイン名の利用者を検索する時に利用されてます。当初はネットワーク管理運用のために主にISPの技術者が利用するものでしたが、インターネットの普及に伴い、法執行機関が行う犯罪捜査にも利用されるなど、当初とは異なる形で利用をされることが増えてきました。

アジア太平洋地域を管轄するAPNICをはじめとするRIR(地域インターネットレジストリ)においては、WHOISの正確性向上を目的とした運用ルールの変更が進められており、WHOISの参照元であるインターネットレジストリの資源情報の維持管理に関するルールが世界的に変わりつつあります。ARIN(北米)やRIPE NCC(欧州)地域では既にルールの変更が完了しており、APNICにおいても、先日開催されたAPNIC46ミーティングでルール変更の提案がコンセンサスになっています。

本セッションにおいては、インターネットレジストリの登録のルール、各RIRでのポリシー実装現状、正しい情報が登録されていない場合の問題、についてご紹介し、みなさまのWHOIS運用状況や新たなポリシーが実装された場合の課題についてディスカッションします。

発表者

鶴巻 悟 (JPOPF運営チーム / BBIX株式会社)
中川 あきら (JPOPF運営チーム / 日本インターネットエクスチェンジ株式会社)

資料

発表資料(中川)

発表資料(鶴巻)