JApan Network Operators' Group


Yahoo! JAPAN 仮想化への取り組み ~OpenStack with LBaaS~

概要
OpenStackの上で、負荷分散機能(LBaaS)を動作させるためには機能面や運用面で多くのハードルや課題があった。Productionへの導入に向けてベンダーと協力しLBaaSプラグインの開発と検証を行った。その中で見えた課題や検証の結果について皆さんと共有したい。
発表者
宮田 耕一 (ヤフー株式会社)

資料
議論ログ
Q: 会場からの質問
A: 発表者からの回答/コメント
C: 会場からのコメント

Q: オープンスタック開発に当たり、体制をどの規模で整えたか。

A: 2013/4に開始して現在継続中。7月にはサービス提供開始予定で、実際もそのぐらいに提供できた。その後に3-4ヶ月かけてチューニングを行なった。10人ぐらいの体制。

Q: LBのADXについて、ロードバランサの機能はすべてADXに任せているのか? それとも仮想環境にうつしているのか。

A: LBの機能はアプライアンスでやっている。一部L3DSRのビットマッチングではサーバに手を入れている。

Q: HAをLB経由で設定しているとのことだが、どのタイミングでsyncするか自身は悩んでいる。色んな人が設定変更している際に中途半端なタイミングでsyncされることはないのか?

A: キューで順次処理されていくようにしている。

Q: 仮想環境にサーバの環境を移したことで統計情報の取得について何か変わったことはあるか。

A: 仮想環境分は現在構築中だが、アプライアンス製品については今までと変わってない。

Q: どの程度並列処理を可能かノウハウはあるか。

A: 現在情報を集めている段階。

C: 弊社ではLBの操作をAPI化して外に出そうとしているが、お客様が並列に処理をするとNW機器がパンクしてしまう。

Q: 開発したものをオープンソースとして公開する予定はあるか。

A: ブロケードが作成したもので、現在コミュニティにプッシュしている。承認が得られれば。

Q: 他のアプライアンスへの対応は考えられているか。

A: ベンダー依存ではあるが、別のベンダーでもプラグインが出てくれば検証したい。

C: ベンダー毎に仕様やコマンドが違うのでどこまで標準化していくのか議論したいのでユーザからもコミュニティに入ってきてもらえるとありがたい。

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