JApan Network Operators' Group
JANOG37は中部テレコミュニケーション株式会社のホストにより開催します。

JANOG37 in NAGOYA、大きな問題もなく、無事に終了しました!

今回ホストを務めました、中部テレコミュニケーション株式会社の水野です。

JANOG37 in NAGOYA、大きな問題もなく、無事に終了しました。ご協賛頂いた各社様、実行委員・コミッティのみなさま、ご参加頂いた多くのみなさま、本当にありがとうございました。まずは御礼申し上げます。また、ホストに関していろいろ教えていただいた、イプリオ石田さん、BBIX福智さん・鶴巻さん、社内で訳のわからない話に対応していただいた関係者のみなさま、本業輻輳の中スタッフとして参加してくれた山本君・安藤君、ありがとうございました。

懇親会の中締め挨拶と少々かぶりますが、改めて。

ホストになるまで

JANOGに初めて関わったのは、たぶんJANOG3の京都で、Internet Weekに参加したときだったと記憶しています。その後JANOG7とInteropでのセッションに参加し、JANOG11の秋田からは、Interimを除いて1/3ぐらいは自腹を含みつつフル参加のはずです。

10年ちょっと前から、いつかは名古屋でJANOGミーティングを、と思いはじめ、愛知万博や弊社25周年記念を絡めてホストできないか、と漠然と思いつつも、行動には移せずにいました。2007年に、今回会場設営委員長を務めた弊社の山本君が、手を上げようと動き始めはしたものの、弊社の株式譲渡があって断念せざるを得ませんでした(その株式譲渡の話は、JANOG21熊本の時、現地で読んだ新聞から知りました...)。

JANOGミーティングの開催回数が増えるたびに、地図上で愛知近辺が空洞化していくのが非常に気になっていましたが、JANOG34が高橋さんのところのSTNetで開催と知って手を上げる決心がつき、37回目にして、やっと名古屋に旗を立てることができました。いやぁ、長かった...。これで少しはJANOGへ貢献できたかな、と思っています。

JANOG37が始まるまで

今回の準備は、どちらかというと社内でGoが出るまでが大変でした。恥ずかしながら、社内ではJANOGのことはあまり知られておらず、JANOGとはなんぞや、から始まり、会計科目は何になる? 収支がどうなるかもわからないのに実施決裁額は? (事務局である)イーサイドさんとの契約書の内容は? ホストをやるメリットは? と、手さぐり状態が続きました。

本会議は、当初名古屋駅すぐ近くのウインク愛知を考えていましたが、国際系のイベントは1.5年前から予約ができるらしく、サブの会場含め3日間押さえられなかったので、日本特殊陶業市民会館となりました。結果的には、協賛ブースのスペースをたくさん確保でき、会場が大きい、ということでウケを取れたので、まぁよかったかなと思っています。

本会議場が金山なら懇親会はANAホテル、と思っていましたが、こちらもお得意様が1.5年前から予約していて利用できませんでした。その後、いろんなホテルへ問い合わせするも、1月の名古屋は賀詞交換会が多く行われるとのことで、なかなか会場を押さえることができませんでした。そんな中、なんとかキャッスルプラザを押さえることができました。若干手狭だったのと、前の団体の利用終了時間がギリギリで、大変ご迷惑をおかけしました。懇親会の当日申し込みを途中で締め切ることにもなってしまい、申し訳ありませんでした。

今回から会場ネットワークはホストで準備することになりましたが、こちらもわからないことだらけでした。弊社の営業にも問い合わせし、キッセイコムテックさんに引き受けていただきました。一部繋がらない、といった事象もありましたが、概ね問題もなくネットワーク接続を提供できたのは良かったと思います。回線側は、3日間の臨時回線を社内でどう手配するかわからず、いろんな人に聞いて回って、なんとか敷設をお願いできました。ドロップケーブルは、ほぼ仮設置な感じでの入線で、天候によっては最悪障害になるかと思っていましたが、なんとか持ちこたえてくれました。

JANOG37中のあれこれ

せっかくなので各種メディアに取材依頼してみようと思い、ダメ元で中日新聞と、CM関係でお世話になっているTV局へ、広告宣伝系の部署経由で打診しました。結果、5局(静岡朝日テレビ・静岡第一テレビ・テレビ愛知・東海テレビ・テレビ静岡 (来場順))の取材があり、ニュースやら後日の情報番組に載ることになりました( http://www.tv-aichi.co.jp/news/2016/01/post-1329.html など)。JANOGミーティングがテレビに登場するのは、あまりないのではないでしょうか?

地元なんだから登壇もという話がきて、かなり迷いましたが、せっかくなので受けることにしました。が、石田さん、水越さんという業界の超大御所と一緒に登壇、と言う時点でまず緊張してしまいました。発表前々日のテレカンでは、東京側がかなり盛り上がっていて、名古屋で一人参加している自分はお二人の話を理解して食らいついていけるのか?と不安になりました。当日の直前のミーティングの時点でもどうなることかと心配し、壇上ではお二人に挟まれる席順で、登壇者の立ち位置的にはお二人にいじられる役だったので、さらに緊張していました。しかし、お二人の慣れた進行や優しい振りのおかげで何とか乗り切ることができました。中立性って、深いです...。それだけ関わる人・組織が増えてきているんですよね。

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懇親会では、多くの方に声をかけていただき、ありがとうございました。話してばかりで、ほんとに何も食べられなかったのですが、楽しい時間を過ごせました。ナゴヤクラウドのお酒は、2週間前に急遽思いついて、水野志保さんには無理を言いましたが、当日の売り子まで引き受けてくれてありがとうございました。大変好評で良かったです。

JANOG37が終わって

一つだけ心残りなのは、自分の中でのもう一つの目的だった、社内(特に上の方)にJANOGミーティングに参加することの重要性を体感してもらう、ということを、思ったほど果たせなかったことです。以前から社内で「各種イベントには、一部の人が参加して、それを社内で展開すれば良い」と言われていました。しかし、JANOGミーティングに関して言えば、これは絶対に違う、現地参加することに意義がある、と思っています。せっかくの地元開催なので、社内からも多くの方に会場に足を運んでほしかったのですが、特に本会議にはあまり参加してもらえず、個人的にはとても残念でした。

他には、懇親会挨拶予定だった社長が急遽都合がつかなくなったり、初日に大雪で自分が会場に行けなくなりかけたり、けが人が出てしまったり(無事でほんと良かった)、回線開通の時に光パワーが弱くて心配になったり、細かいことはいろいろありましたが、大成功だったかな、と思います(厳密には、収支はまだ〆ていないので、終わっていなくて、どうなるかは心配ですが...)。最後のスタッフミーティングまで、よろしくお願いします!

次のJANOG38は、7月の沖縄! なんとか行けたらいいな、と思っています。また、会場で愛知近辺CATV屋さんと、岐阜や三重でもJANOGミーティングを開催できるといいよね、という話をしていました。何時の日か実現できるといいですね!