今年のShowNetでは、コアバックボーンを中心として、オーバレイおよびフロー制御技術を用いた「サービスチェイニング」を実装しました。これは、ユーザ(出展社)に提供するインターネット接続回線において、ファイアウォールやIPS、DDoS対策などのセキュリティ機能を、ユーザ自身が必要に応じて選択可能とするものです。過去のShowNetでも相互接続検証を行ってきたEVPN/VXLANやBGP Flowspecなどインターネット標準技術を採用することでマルチベンダでの構築を行い、ソフトウェアによる柔軟な制御、コアネットワークのシンプル化を実現することができました。
本発表では、今回実装したサービスチェイニングの技術的な動作方法を説明し、実際に運用を行った上で得られた知見を共有させていただきます。
大久保 修一 (Interop Tokyo 2017 ShowNet NOCチーム)
Interop Tokyo 2017 ShowNetにおけるサービスチェイニングの実装と運用 (大久保、PDF)