JApan Network Operators' Group

OpenConfigを用いたネットワーク機器操作

概要

SDNの普及にともない、ネットワーク機器を管理するユーザが容易にその機器の構築や設定変更が行えるようになりましたが、各機器ごとにその方法は異なって おり、様々なベンダの多様なネットワーク機器を一元的に管理する方法がユーザによって求められています。そのような需要の高まりから、2014年にOpenConfigというワーキンググループが組織されました。OpenConfigはネットワーク機器をベンダニュートラルで設定、管理することを目的としたグループです。その特色としてはネットワーク機器ベンダが主導しているのではなく、GoogleやAT&T、Facebook、Microsoftといったオペレータ側の企業が主導している点です。その活動は、ベンダニュートラルなデータモデルの作成を主軸とし、新しいネットワークモニタリング方法の確立や新しいネットワーク管理インターフェースの作成などに広がりを見せています。

このセッションでは、OpenConfigの概要を説明し、実際に複数のベンダのネットワーク機器に対してOpenConfigを用いて設定の反映ができることを確認し、最後に現状まででわかっているOpenConfigの課題について発表を行います。

発表者

市原 裕史 (日本電信電話株式会社)

発表資料

OpenConfigを用いたネットワーク機器操作 (市原、PDF)