


JANOG43ホスト挨拶
こんにちは、JANOG43でホストを務める株式会社デジタルアライアンスの水越です。
同じ山梨の株式会社ウインテックコミュニケーションズの加賀爪です。
ホスト挨拶としてJANOGの山梨開催への意気込みや思いについて書いていきます。
■デジタルアライアンスとウインテックコミュニケーションズについて
デジタルアライアンスは山梨県情報ハイウェイを管理運用している地域の通信事業者です。
光ファイバ網の保守管理から、地域ネットワーク、インターネット接続サービスまでを県内にて提供しています。
ウインテックコミュニケーションズは地域のサービスプロバイダーとして通信事業を1996年から行っています。
現在ではデータセンター事業、地域医療連携事業、IoTプラットフォーム事業など様々なIT環境を山梨のさらなる発展を目指して提供しています。
デジタルアライアンスとウインテックコミュニケーションズはともに鈴木が代表を務めています。
■山梨でJANOGを開催する意気込み
山梨県の甲府は永正16年(1519年)に武田信玄の父である武田信虎が躑躅が崎(つつじがさき)に館(※)を移して城下町を築いたことで甲斐の府中「甲府」となりました。そして、来年2019年に「甲府」は開府500年を迎えます。
その記念すべき年の1月にJANOG43ミーティングを甲府で開催できることをとても嬉しく感じています。
風のように全国から、林のように集まって、火のように活発に、山のようにしっかりと
みんなで議論できるよう山梨をあげてJANOGミーティングを盛り上げていきたいと思います。
※ 現在、躑躅が崎館の跡地には武田信玄を祭神とする武田神社が建立されています。
山梨はジュエリー生産量 日本一!!
■今回のテーマ「ZERO」について
JANOGはJApan Network Operators' Group(日本ネットワーク運用者グループ)とある通り、もともとはNANOGに参加していた日本の運用者を中心に「日本語でネットワークの運用技術を議論できるミーティングをやろう!」との意思の基に結成されたグループであると聞いています。
近年ではJANOGミーティングの参加者も増え、1,000名を超えるような集まりになってきています。それに伴って会場も大きくなり、プログラムも多く、当初のネットワーク運用技術の枠を超えて様々な議論が行われるようになりました。規模が大きくなって活発に議論されることはとても嬉しいことですが、ミーティング開催への負担増加が懸念されています。
今回のテーマは「ZERO」ということで、JANOGの原点に戻って、ネットワーク運用技術の話題を中心にコンパクトでありながらも中身の濃い議論ができる開催を目指したいと思います。
■JANOGへの思い
山梨県は別名甲斐の国とも呼ばれ、古代甲斐国が官道である東海道と東山道の直結的に位置することから、行政・交通上の「交ひ」であったことに名前が由来するという説があります。
そのような甲斐の国(交ひの国)甲府でネットワーク技術者が交流できる場を実現したいと思います。
甲府のような地方都市であってもシンプルに開催でき、地方であっても自分たちでできるという見本を作り、未来のJANOGミーティングにつなげていきたい!!
JANOG43ミーティングが未来のJANOGミーティングの原点となることを願っています。
■デジタルアライアンス 代表取締役 鈴木より一言
甲府開催を思い立ち、JANOG39金沢のミーティングに参加させてもらいました。
若い技術者(私から見たら)が議論しあうのを見て、インターネット事業を始めた頃のワクワクするような思いがわきあがりました。自立分散協調の中で、共通の課題、個別の課題を話し合える場はとても貴重なことだと思いました。飛行場も無く、新幹線も通っていませんが、光ファイバーはたくさん通っています。「地域情報化」という言葉は使われなくなりましたが、私たちも山梨県で地域の情報化を支えているという自負があります。JANOG43ミーティングで闊達な議論を交わしながら、開催地について少し興味を持っていただけたら嬉しく思います。
左:鈴木 中央:加賀爪 右:水越
