JApan Network Operators' Group
JANOG44は株式会社アット東京のホストにより開催します。

プログラム紹介「世界・アジア・国内の番号資源管理の現状」

JANOG44スタッフの岡田です。

DAY3(2019年7月26日) 11:15〜11:45、3F 3A会議室にて行われるプログラム「世界・アジア・国内の番号資源管理の現状」について、登壇者の中川さんと鶴巻さんにお話を伺いました。

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左より三谷 (担当PC)、中川さん、鶴巻さん、岡田M (担当PC)

今回の応募されたきっかけは?

我々は、国内の IPアドレス・AS番号の分配や管理のルールを決めたり情報交換等を行うコミュニティーであるJPOPF (Japan Open Policy Forum) の運営に携わっています。
以下に関してここ数ヶ月で動きがあったため、インターネットに於ける位置付けや最新動向を共有したく応募しました。

  • WHOIS情報の正確性向上
  • IPv4 アドレス分配
  • AS番号の取得条件の変更

また、前回のJANOG43(甲府)において発表させていただいた「WHOISのルール知ってますか?〜正確性向上への取組が進んでいます〜」のアップデートもしたいと思います。

発表テーマについての意気込みを教えてください

本セッションはキャッチーなキーワードも無く、最先端の技術等を追いかける話ではありませんが、重要な資源についての最新動向をJANOGerの皆さんに共有することで、少しでもインターネットの秩序維持に貢献できればと思ってます。

発表で特に聞いてほしいこと

インターネットを円滑に運用するためには、国境を超えて "資源" を一意に管理する必要があり、「番号資源(IPアドレス・AS番号)」、「ドメイン名」、「プロトコルパラメーター」の3つに分類されます。
もしIPアドレスや AS番号が重複して利用されてしまうとインターネット全体が大混乱するため、正確な管理や分配ルールを策定し、それに則った実務が必要となります。

これらの実務が日々の運用や業務等に直接影響を及ぼす可能性があることや、秩序正しく維持するためのルールは皆で作るものであることを、あらためて知って欲しいと思ってます。

参加者へのメッセージ 

JANOG44に先駆け、6月21日(金)に JPOPM36 を開催し、「WHOIS情報の正確性向上」を実現するための「実務に関するルール」策定について議論を行います。
議論の結果は共有しますが、JPOPM にも参加して ”本プログラムの予習” をしてみてるのはいかがでしょうか(笑)。

詳細は、こちらのプログラムをご参照ください。 
第一部は初心者向けを含め、どなたでもご参加いただけるよう配慮しています。

みなさまと神戸でお会いできることを楽しみにしてます!!

 関連ドキュメント

JPOPF運営チームでは、関連するドキュメントを整理しております。ご興味の有る方は御覧ください。

 関連セッション

このセッションのすぐ後に同じ場所(3A会議室)で、"Policies that changed the Internet" と題し George Odagi さん (APNIC) が登壇され、インターネットポリシーが重要な理由、ポリシー策定プロセスに参加する方法などを解説されます。15分間のショートセッションですので、もしお時間がありましたら、引き続きご参加ください!!