JApan Network Operators' Group
JANOG45は北海道総合通信網株式会社株式会社ネクステックのホストにより開催します。

プログラム紹介

JANOG45ミーティング 企画編成委員の橋です。
Day3の14:45から6階の本会議場で行われる「Faster SRv6 D-plane with XDP」の発表者である齋藤 遼河さんにお話をお伺いしました。

■「Faster SRv6 D-plane with XDP」の発表者である齋藤 遼河さんのお写真です。


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■応募のきっかけについて教えてください。

 

2019年の8月26日から5週間に渡ってLINE株式会社でインターンを実施しました。その時にLINE社の市原さん(JANOG44のプログラム:「Next Data Center Networking with SRv6」の発表者)からインターン中の課題として現状のSRv6データプレーンまたはコントロールプレーン周りのいずれかの問題解決について取り組むよう命じられました。私はSRv6データプレーンの問題解決がやりたかったのでそちらを選択しました。
XDPでSRv6データプレーンを実装しながら同課題の問題解決に取り組んだ結果、無事にインターン中に同課題の問題解決に至ることができました。そのようなインターンでの実績が認められ、同課題のメンターであったLINE社の市原さんに「SRv6データプレーン周りの問題を解決できたので、そのことについて発表してみないか?」と言われたことが応募のきっかけでした。

■インターン先の企業として「LINE株式会社」を選択した理由について教えてください。

色々ありますが、1番は技術的なレベルが高く、インターンで面白いことができそうだと思ったからです。
また、LINE社がデータセンターやトラフィックの規模感が日本でも有数のサービスだということもありました。

■プログラム名を「Faster SRv6 D-plane with XDP」にした理由について教えてください。

スライドの内容を簡潔にまとめたプログラム名にしたかったからです。

■発表で聞いてほしいこと/伝えたいことは何ですか?

現在デプロイされているLinuxカーネルを用いたSRv6データプレーンの実装では、パフォーマンス面やネットワークの構成面などに課題があります。しかし、それらの課題はXDPを用いてSRv6データプレーンを実装することによって解決できます。当日の発表ではSRv6データプレーンの実装時にXDPを採用するメリットを始めとしたXDPならではの魅力を参加者の皆様にお伝えしたいです。

■発表で聞いてみたいこと/議論したいことは何ですか?

XDPを用いたデータプレーン周りの実装は洗練されていますが、XDPデータプレーンを制御するコントロールプレーン周りの実装については洗練されていないのが現状です。当日の発表では前述した洗練途中にあるXDPデータプレーンを制御するコントロールプレーン周りの実装について深く議論したいです。また、当実装に関する議論を通して「こんな機能があればいいよね」、「こうしてみたほうがよいのでは?」といったノウハウやご意見などを参加者の皆様からお伺いできればと思っています。
また、LINE社では昨年、オーバーレイネットワークの構築手法として「SRv6」を採用しました。そのような同社の取り組みに対するご意見についてもお伺いしてみたいです。

■北海道へお越しになるのは初めてですか?

7~8年ぐらい前の夏に親と一緒に来ました。

■冬の北海道へお越しになるのは初めてですか?

多分初めてです。

■北海道(札幌)でやってみたいことはありますか?

北海道ならではの美味しいものが食べたいです。特にカニを始めとした海鮮系の料理、鍋が食べたいです。


プログラムインタビューにご協力いただき、ありがとうございました!
当日の発表、楽しみにしております!頑張ってください!