プログラム紹介「ホワイトボックス伝送の動向と商用利用について」
JANOG45ミーティング 企画編成委員の園木です。
Day3の10:00から6階の本会議場で行われる「ホワイトボックス伝送の動向と商用利用について」の発表者である石田 渉さんと馬淵 俊弥さんにお話をお伺いしました。
■今回、このテーマでJANOGのプログラムに応募したきっかけを教えてください
馬淵:もちろんこのホワイトボックス伝送装置って、1年半くらい前から石田さんに教えてもらって検証をはじめているものなんですけど、いろんなメリットありつつ、ケアしなければならないところがあるので、先に転んだ人の知見を共有しておきたいと思って、応募しました。
オープンソース、オープンなホワイトボックス的取り組みって、ユーザが増えないと陳腐化しちゃうので、先に試していた我々が、知見を共有して仲間を増やしたいと思ったのがきっかけです。
石田:先に言うほうが有利だな(笑)
補足として、ホワトボックスとかSDNとかメリットはいろんなところで、news とかで聞くことってあると思うんですけど、google とか amazon とかバリバリ使っているけど、普通の会社が導入するって敷居が高く知見も外にでてきていないので、そういうのを打破して、コミュニテイを大きくしていきたいという気持ちからです。
■発表で特に聞いて欲しいこと / 議論したいことを教えてください
石田:馬淵さんと一緒に1年以上、検証やらせてもらってダメなところ、辛いところも知見がある。そこらへんを実際どうなのかという議論をしていきたい。
難しそうだからやめておこうじゃなくて、そういうのをサポートする会社があれば入れられそうとか、どういうビジネスモデルがあれば広がるのか?みたいな議論もしたい。
馬淵:本当にそうです。我々がこう言う風な理由で使っているけど、こういうデメリットがあって、ここが課題ということを先に提示するので、こういう話をきいて、オープンな伝送装置に対して、今、もしくは将来の問題点をディスカッションして、明確にしたい。
どっちかっていうと、みんながどう思っているのか知りたいし、ちょっと入れてみたいと思っているのだったら、何を解決したらいいのかコミュニティに還元して、もっとみんなが使えるようになるといいなと。
■JANOG45への意気込みをどうぞ
馬淵:やっぱり、ちょっと、普通の神経というか、普通のやり方だと、オープンな伝送装置をいれるなんて、二の足を踏むと思うんですが、当然、つまづいたところはあったので、余すとこなく紹介したいと思います!なのでみんな来てね♥
石田:そうですね、わざわざ、JANOG参加するために、アメリカから行くので、しっかり喋りますよ!がんばります!!
■お二人の簡単な自己紹介をお願いします
馬淵:mixi でネットワークエンジニアやっています。ネットワークエンジニアのオペレータという立場で、最近は社内の開発寄りの仕事をしています。
今回のも、研究目的みたいな感じでやっています。開発ネットワークやってますネットワークデペロッパーです。
石田:NTT Electronics America にいます。
もともとは、NTTの研究所にいて、入社以来ずっと SDNとかネットワークのオープン化とか、ネットワーク屋なんだけどソフトを書くってことをしています。
もともとは、BGPとかIPレイヤのことやってたはずなんですが…迷い込んできているなう。まぶちんもつれて(笑)
■なぜ今回、伝送装置にやろうと思ったんですか?
馬淵:石田さんは、答えにくいかも(笑)
まず専用線のコストが課題だった。とにかく安い線がほしかったのと、私たちのオペレーション方針、サーバーライクにオペレーションできるという要求が高まっている時期だったので、伝送だったら、まずは入れられるかな?その知見を、L2,L3 に逡巡させていけたらいいな、的な感じで。
まずは、手軽な、設定をあまりいじらないで済む、伝送からやってみた。Linuxっぽい運用がというのは、ポイントかも。
石田:会社の事情なんですが・・・(着手したのは)
むしろ、いれやすい、伝送面白いという発見だった。目の付け所はよかったでしょ?って、思う。
■最後にJANOG45に参加されるかたに一言
馬淵:北海道の海産物やお酒も楽しみです!
石田:僕とも飲んでください!!
プログラムインタビューにご協力いただき、ありがとうございました!
#JANOG45 DAY1 夜に決起集会をする馬渕さん(左)と石田さん(右)
当日の発表が楽しみですね。