JApan Network Operators' Group
JANOG45は北海道総合通信網株式会社株式会社ネクステックのホストにより開催します。

インフラの運用を楽にする情報管理 ~我々のベストプラクティスはこれだ!~

概要

我々が日々行っている IT インフラの運用に際し、様々な情報を取り扱います。
オンプレの機材を対象とした運用を行う場合には、以下のような情報を確認し、必要に応じて更新します。
 

 * 構成情報:各機材(スイッチ、ルータ、サーバなど)が、どの場所に設置され、どの機材が、どういった媒体で、(場合によってはどこを経由して)どの機材に接続されているかといった情報
 * 論理情報:仮想マシンや各機材のポートが、どの IP アドレス、VLAN に紐付けられているかといった情報
 * 管理情報:各機材が、いつ・どのような方法で決済され、いつまでどのような保守があるか(ないか)といった情報
 * 運用情報:仮想マシンや各機材が、誰によって、どのよう(商用、検証、社内利用など)に利用されているかといった情報
 

効率・効果的なインフラ運用において、こうした情報の把握・維持は不可欠です。

しかし、これらの情報を正確に管理・維持し続けるには様々な困難が予想されます。例えば、同じ情報が複数の情報管理システム(e.g. スプレッドシート)によって別々に管理されている場合、管理している情報の棚卸しの度に、どちらが正しいかを検証する作業が発生します。また情報管理システムで管理している機材を対象としたオペレーションが生じる度に、管理情報と実際の情報(設定情報・設置情報)で差異が生じる可能性があるため、これを確認・修正する作業が発生します。

本発表では、我々がこれらの情報を何のために管理し、どのように利用し、どのような課題に対して、どのように工夫してきたかといった情報を共有し、より効率的(効果的)な情報管理のあり方と使い方を議論したいと思います。

発表者

大山 裕泰 (合同会社DMM.com)

 

公開資料

本番資料

※運用を楽にする情報の管理方法を追求する人々の集まりSlack
 https://bit.ly/easy-info-mgmt