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Sereform SF: IoT機器としてのSoC FPGAを遠隔から自由に操作するための,締め付けないセキュリティ基盤

概要

NICTが主催するセキュリティイノベーター育成プログラム SecHack365の中での私が取り組んでいる「Sereform SF:IoT機器としてのSoC FPGAを遠隔から自由に操作するための締め付けないセキュリティ基盤」について発表します。

「デバイスをネットに繋がないことが最もセキュア」と言われるように、セキュリティ上のリスクから、IoTデバイスの遠隔からの操作は限定されることが多いでしょう。しかし、こうして得られる安全性はシステム利便性・柔軟性とトレードオフです。特に、FPGAかReconfigurableであることが大きな特徴であるFPGA とARM プロセッサが高速なバスで結ばれたSoC FPGA がIoT デバイスとして使われる場合、Remote Reconfiguration をセキュリティ上のリスクから禁止してしまうことで、SoC FPGA の価値は大幅に損なわれます。

SoC FPGAを含むIoTデバイスに対して、手元のマシンと遜色ない自由な操作を安全に実行できるようになれば、既存のIoTの枠組みに縛られない、新たなソリューションが創発されることが期待できるのではないかと、私は考えます。

Sereform SF: A Secure Remote Reconfiguration Platform for SoC FPGA はそうして「締め付けないセキュリティ 」を実現するためのプラットフォームです。

発表者

灰原 渉 (室蘭工業大学・SecHack365 フィジカルゼミ)

資料

Sereform SF: IoT機器としてのSoC FPGAを遠隔から自由に操作するための,締め付けないセキュリティ基盤