JPNICでは、IPアドレス/AS番号の割り当て・割り振りに関する情報を誰でも調べることができる「WHOIS」を提供しています。今までは東京にある拠点で運用していましたが、2019年から冗長性の向上を目的に新たな地域拠点を設け、試験提供をはじめました。
新拠点にあるWHOISへの切り替えは、導入が比較的容易なDNSラウンドロビンとAレコード、AAAAレコードの切り替えで実施しました。
しかしながら、ネームサーバに登録するIPアドレスを新拠点のWHOISに切り替えても、東京にある既存のWHOISへのアクセスが一定数観測されました。
そこで本発表では、WHOIS地域冗長化に向けた取り組みとその結果を紹介するとともに、新しいサービスの切り替えはどのように実施すればよいのかを皆さんと議論したいと思います。
塩沢 啓 (一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター)
発表資料