場所
SOPIA
日時
Day2 2021年7月15日(木) 17:30~18:30(1時間00分)
概要
LINEのサービスは年々多様化し, インフラ要件もそれに併せて複雑になります.
クラウドのネットワークは隔離されるだけでなくVPN/LB/NAT/FWなどの高機能なネットワークサービスをマルチテナントネットワークと連携して提供する必要があります.
この背景から我々はJANOG44で紹介したSRv6クラウドネットワークを, より高機能に進化させた次世代版を開発しています.
これは著名なPublic Cloudの多くで提供される Virtual Private Cloud (VPC) に近い機能をIn House Privte Cloudに機能追加する計画であり, OpenStackのネットワーク機能であるVPNaaSやL3-Routerでは要件は達成できないと判断しました.
そこで我々は独自開発しているNeutron SRv6プラグインを進化させるだけでなく, Neutronと疎に連携する「もう一つのSDNコントローラ」を発明し, それをベースに必要なNFVサービスを構築しました.
このSDNコントローラはNeutronを拡張したものではなく, 近年のクラウドネイティブ技術を活用し, 宣言的なControl Planeとして振る舞うリコンサイルモデルのSDNコントローラです.
このセッションでは上で触れたようなPrivate Cloud向けの高機能NFVのアーキテクチャデザインパターンを明らかにし, 我々の新しいクラウドネットワーキングの設計を紹介します.
特に, これまでの我々のSDN/NFVの経験をどのようにSDNコントローラに落とし込んだかについて深堀りします.
発表者
城倉 弘樹 (LINE株式会社)
公開資料
資料
発表動画
※発表者様が発表部分のみを公開しているyoutubeです