場所

SOPIA

日時

Day1 2021年7月14日(水) 17:00~18:00(1時間00分)

概要

コロナ禍によるインターネットトラフィックの急増により、トラフィックを効率的にさばく必要性がますます高まっており、さらにインターネットの強靭化や分散化を目指して、トラフィックの交換拠点(IX)を増やすことも求められています。
IXは東京に集中していると言われていますが、徐々に大阪への分散も進み始めており、東日本と西日本のユーザ比率に応じたトラヒック交換量に徐々に近づいてきています。さらにローカルでのトラフィック交換の要望から地域IXへの期待も高まっています。
過去において設立された地域IXは地域でのトラフィック交換ということ以外にトランジットの共同調達を目的とした側面もありました。しかし、CDNにおけるエッジキャッシュの展開、折り返し通信の利用提案、さらには遅延やジッタに厳しいアプリケーションの登場といった、新たな要因が加わったことにより、改めて地域IXを含む分散のあり方の議論が必要なタイミングとなっています。
本発表では、地域IXを構築している3名の発表者の経験と知見に基づき、地域IXを継続的に運用していくために必要な事項について共有し、地域IXを含めて日本のインターネットの構造のあり方について議論を深める機会を設けたいと考えています。

発表者

石田慶樹 (日本ネットワークイネイブラー株式会社)
金子康行 (株式会社グローバルネットコア)
日里 友幸 (ケーブルテレビ株式会社)
西田 圭 (株式会社QTnet)

公開資料

発表資料(石田さん)
発表資料(金子さん)
発表資料(日里さん)
発表資料(西田さん)