JApan Network Operators' Group


Best Current Operational Practices - Internet Societyの取り組み

概要

There is an opportunity to better identify, capture,and promote best current operational practices documents emergingfrom various regional network operators’ groups.We believe sharing these documents across the globe wouldbenefit the wider Internet community and help more operators deploynew technologies like IPv6 and DNSSEC faster and easier.

In addition, there is an opportunity to improve communicationsbetween the Internet Engineering Task Force (IETF) standards making processand operators around the globe. We believe standards could be better designedand implemented if more operators that actually use them in their real-world networksagreed on what they need and provided more feedback into the RFC process within the IETF.

In this presentation, Jan Zorz from the Internet Society Deploy360 Programmewill discuss options on how to start answering three specific questions:

  • Would operators benefit from documenting the best current operational practices in different regions and globally?
  • What might be the best path forward to closing these communication gaps and creating such a document repositories?
  • Do you agree that there is a communication gap between the IETF and real-world network operators?

Many operators need down-to-earth information on how to fix their current issuesand how to implement new technologies coming out of the IETF.How can the Internet Society help facilitate this work?

日本語訳(参考):

様々な地域のオペレーターのグループの作成したBCOP(best current operational practices/現時点での最良の慣行)を分類、収集し、より人々に認知されたものとすることを計画しています。私たちはこれらのドキュメントを世界から集めて共有することによって、オペレーターがIPv6やDNSSECなどの新しい技術をより早く簡単に導入することに貢献し、インターネットのコミュニティに利益をもたらすと信じています。

さらに、IETFによる標準作成のプロセスと世界のオペレーターのコミュニケーションを向上させることができます。技術を実際に利用するより多くのオペレーターのニーズとフィードバックを得ながらRFCを作成することによって、IETFで作成される標準がもっと良いデザインや実装になると信じています。

このセッションでは、Internet Society Deploy 360プログラムのJan Zorzが以下の3つの問題について議論したいと考えています。

  • 別の地域のBCOPドキュメントがオペレーターにとって有益でしょうか?
  • コミュニケーションギャップを埋め、BCOPドキュメントを収集し保管する方法を、どのように決定するのがいいでしょうか?
  • IETFと実際のネットワークオペレーターの間にコミュニケーションギャップがあると思いますか?

多くのオペレーターが、「どのようにして現状の問題を解決するか」や、「どのようにIETFで作られた新しい技術を実装するか」といった、地に足の着いた情報を必要としています。どのようにInternet Societyがこの問題を手助けすることが可能でしょうか?

補足説明:

BCOPは、地域ごとに共通した運用ノウハウを地域BCOPとして取りまとめるところからスタートし、最終的には世界で通用するノウハウを集約したGlobal BCOPの策定を目指した先進的なアクティビティです。BCOPに関係する活動は数年前からスタートし、最近では、NANOGやRIRのカンファレンスなど複数の地域でBCOPに関する議論が活発化しつつあります。

本セッションではJANOGコミッティよりJANOG Comment技術文書( http://www.janog.gr.jp/doc/janog-comment/jc9.txt )の説明も行います。JANOGから世界のオペレーターや標準化団体に出来る事、逆に世界のオペレーターからほしい情報などについて議論出来ればと思います。

発表者

Jan Zorz (Internet Society)

川村 聖一 (JANOG会長)


資料
議論ログ
Q:会場からの質問
A:発表者からの回答/コメント
C:会場からのコメント

Q: DNSSECジャパンで既にドキュメントをいろいろ持っている。BCOPとして共有できないか?

A: BCOPとなるためには必要な条件がある。

  1. オペレーターによってかかれているか?
  2. 現状の話か?

どのように実装するべきか? という話ではBCOPにはならない。

C: 日本語のコミュニティに受け入れられるためには日本語化が必要であると思う。

A: 英語化して、ほかの地域にコメントを求めてみることもできるけど、それより日本でそういものがあるというのを示すことが大事だと思う。

C: BCOPとは、オペレーショナルな情報を提供することだとすると、JANOGでいいかもしれない。自分がJANOG Commentのルールを作ったが、ハードルをなるべく下げるよう努力したけれども、予想外にJANOG Commentは書かれてない。JANOGのページには各種団体が書いたドキュメントのリンクがある。そういうのを集めるのを、BCOPの役割にするのであれば、 その場合それぞれの文書の所有者である各団体との調整が必要になると思う。

A: JANOGに来れない人が上手くドキュメントにリーチできるのが重要。気軽に書ける工夫はもうちょっとあったほうがいい。

C: イベントネットワークの設計と解決と言った内容のBCOPがあると嬉しい。

C: イベントネットワークの話はプログラムに応募したら落とされました。

C: JANOG Commentは完成文書を提出という形なので大変である。改変も大変。BCOPはその辺バックグラウンド(改変履歴)があっていいと思う。

C: JANOG Commentを完成させるためにJANOGのワーキンググループを使ってもいいと思う。

C: ワーキンググループを作るのも大変な部分はある。

A(Jan): BCOPをかいてもいいと思う人?

会場から10人ぐらい挙手

A(Jan): リーダー役になってもいい人?

皆が川村さんを指差す

A(川村): はい! やります!

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