JApan Network Operators' Group
JANOG39は株式会社DMM.comラボのホストにより開催します。

IPフラグメントがやってくる!準備できていますか?

概要

2017年7月から2018年3月にかけて、一定の期間、Root DNSサーバーか

らの応答パケットがIPフラグメントを起こす大きさ(1280オクテット

を超える)になります。これは、DNS RootゾーンのDNSSEC鍵署名鍵の

鍵交換(Root KSK rollover)の実施による影響です。


この大きな応答パケットは、DNSSEC検証の有無に関わらず問い合わせ

を送ったすべてのフルリゾルバー(キャッシュDNSサーバー)に返っ

てきます。自分のフルリゾルバーはDNSSEC検証していないから無関係

だと思っているあなた、実は無関係ではないのです!


本LTでは、自分のフルリゾルバー(及びそのフロントのネットワーク

接続機器を含む)がIPフラグメントに対応しているかの確認方法、

及びRoot DNSサーバーからの応答パケットが大きくなる重要日付と継

続期間を説明します。

  • Root KSK rolloverの概要
  • 今すぐできる自分のフルリゾルバーがIPフラグメントに対応しているかの確認方法
  • Root DNSサーバーからの応答パケットが大きくなる重要日付と継続期間複数回発生
  • コミュニケーションチャネル・有益リンクの紹介

発表者

米谷嘉朗 (株式会社日本レジストリサービス(JPRS))

資料

JANOG39-LT-yoneya

アーカイブ配信

2月24日(金)までの公開となります。