JApan Network Operators' Group
JANOG41は株式会社インターネットイニシアティブのホストにより開催します。

BDD + Pythonによるネットワーク機器のテスト自動化

概要

ネットワーク装置、測定器およびサーバからなる試験構成上の中継動作を対象としたテスト自動化のフレームワークを検討しました。このような試験構成の場合、テストフィクスチャーは複雑でテストケースも多くなるため、テストケースやテストドライバが管理可能で、かつ、テストケース毎に最小限の setUp と tearDown が実行できることを条件としました。フレームワークとしてxUnit 系や商用パッケージを検討していく中で、最終的には、ユーザレベル BDD(Behavior Driven Development)を採用しました。また、機器操作や Syslog の非同期受信等の API を提供するヘルパーライブラリは、他分野でも広く利用されている Python にて実装しました。

このセッションでは、BDD + Python によるテスト自動化の概要を説明します。
その後、通信経路を冗長化した試験構成上にあるネットワーク機器への環境構築設定 (given)、トリガーイベントの発行 (when)ならびに期待動作の確認 (then) を自動的に実施できることを示し、最後に課題について発表します。

発表者

坪田 繁 (APRESIA Systems 株式会社)

資料

BDD + Pythonによるネットワーク機器のテスト自動化 (坪田、PDF)