JApan Network Operators' Group
JANOG42は株式会社ZTVのホストにより開催します。

[プログラム広報]初心者歓迎!Light Lightning Talk大会

JANOG42の第二回ニュースレターはプログラム「初心者歓迎!Light Lightning Talk大会」のインタビューをお届けします。

 


JANOG42ミーティングDay3(7月13日)のプログラム「初心者歓迎!Light Lightning Talk大会」について、企画提案者の平井則輔さん(ソフトバンク株式会社)とJANOG36ミーティングのLLTで発表し、現在は本プログラムの担当プログラム委員である丸野達矢さん(エクイニクス・テクノロジー・サービス株式会社)にお話を伺いました。

 

平井さんと丸野さん

 

JANOG42ミーティング実行委員会(以下、JANOG):
プログラムの応募のきっかけを教えてください。
そもそも、、、LT(Lightning Talk)とLLT(Light Lightning Talk)の違いは何でしょうか?

平井則輔さん(以下、平井):
JANOGの発表を見ていて多くの参加者の前で発表し、議論も活発であるためハードルが高いと感じる時があります。本会議には発表時間の短いLTもありますが、5~6枠程度しかなく応募も30程度くるので倍率が高いのが現状です。
私としてはJANOGの裾野をもっと広げたい!!
だったらJANOG側からもっと初心者にも寄り添ってあげたら良いアピールになるのではと思い本プログラムを提案しました。なので、LLTはLTの初心者版という形です。


JANOG:
丸野さんはこのLLTプログラムで発表されたことがあると聞きました。

丸野達矢さん(以下、丸野):
社会人になってからネットワーク技術に携わるようになり、始めて1年目から武者修行としてJANOGに参加しました。何回か参加しているうちにJANOG36ミーティングin北九州の時にLLTのプログラムで発表する機会を得ました。
経験2年くらいの頃で、ネットワーク図について発表したら、皆さんが結構面白がってくれました。
後で、良い発表って言ってもらうことができてとても嬉しかったことを覚えています。

平井:
LLTで発表した丸野さんがLLTプログラム担当の委員になってくれたことはとても感慨深いです。

 

JANOG:
LLTの選考はどのようにするのでしょうか?

平井:
応募ごとに点数をつけて選考しています。最初の頃のLLTプログラムでは、難しい公式を作って採点していましたが分かりづらかったです。
現在の採点基準は超明確!

1.応募時点におけるJANOGでの発表回数 
 0回:3点
 1回:2点
 2回:1点
 3以上:0点

2.応募時期
 募集期間開始
 5日以内:2点
 6日以上:1点
 締め切り当日:0点

3.審査員5人のいいね
 各1点

差が出るのは、主に発表回数と応募時期です。LTの初心者版という形なので心意気を買って採点しています。
ぜひ、先輩方が後輩の背中を押してほしいと思います。


JANOG:
LLTの特色、良いところはどんなどころでしょうか?

丸野:
LLTは発表の時間のみなので質問を受けることがありません。オープンマイク(発表者に質問をする)に立つよりハードルが低いです。また、発表をすることでJANOGの皆さんに覚えてもらうことができます。そんなところから友達の輪ができることもあります。
LLTは応募の枠が広く、みんなに聞いてもらうことができる場になっているのでぜひ発表してほしいと思います。

 

JANOG:
JANOGで発表となるとやはり尻込みしてしまうこともあるかと思います。

平井:
JANOGに参加したことある人の5割くらいは 言いたいな、 あー先に言われた、 言っていいのかな? などと尻込みしている方たちがいるのではないかと思っています。そのような状況を打破するには、やはり発表をするのが一番だと感じています。

『第一宇宙速度をこえよ。LLTはそれを超えるのが一番簡単な方法。』

地球上から地表に落下しないで軌道に乗せる速度を第一宇宙速度と言いますがJANOGの参加においても同じで、自分がこういうこと言っていいのか? この場にふさわしいのか?って考える瞬間を超えて発表してもらいたい。
そのような発表に支えられてJANOGは20年以上続き、そして新しい時代が作られていっています。JANOGが新しいものをどんどん取り入れる仕組みをずっと続けたい、そういうLLTにしたい。LLTに参加してくれた、丸野さんがLLTプログラムの担当PCをやってくれていい流れができているのでこれからも続けていきたい。

丸野:
登壇しての印象は、ネットワークの勉強をしていると出てくる有名な人達が普通に参加しています。そんな人達の前で話す経験はなかなかできません。それが経験できたことがプラスになっています。自分の意見を述べることができて自信がつき、オープンマイクでもハードルを感じずに質問ができるようになりました。
私がLLTで発表したネットワーク図の話も、聞いている人たちの中に困ってる人がいました。1年後のJANOG懇親会で自分の発表資料を参考にネットワーク図を書いてると言われた時はめちゃめちゃ嬉しかったです。
どうしてもJANOGのプログラムは技術によったものが多くなっていて、その中で質問をするってレベルが高かった。ルールも敷居も低い、このLLTをぜひやってみてほしい。

 

JANOG:
最後にこれから応募しようとしている皆さんに一言お願いします。

平井:
LLTの応募者はみんな初発表!初じゃない人は過去に居ません。はじめての人を取り入れていきます。小さな疑問でもいい!そんな疑問がみんなの役に立ちます。LLTは技術の視点だけじゃなく、いろんな視点からの発表を求めています。
初心者独自の視点で発表してください。それがJANOGの多様性につながります。LLTの経験から、JANOGが良かったと思ってもらい、スタッフやったり、更に発表してくれたりすると企画者としては嬉しいです。

丸野:
すごいチャンスだから、発表したことない人は、発表しよう!
自分の同僚や部下でJANOGに連れていきたい人には、是非おすすめしてください!
発表者になったら、出張を認めない訳にはいかないでしょう。笑


JANOG:
平井さん、丸野さん、ありがとうございました!

初心者JANOGerさんは発表してみるチャンスです。
また、古参JANOGerの皆さんも今までにない新しい視点が見つかるかもしれません。
ぜひ、ご参加ください!!