JApan Network Operators' Group
JANOG42は株式会社ZTVのホストにより開催します。

ストリーミング配信やります!

JANOG42の第10回ニュースレターは、ストリーミング配信についてお届けします。

 


 

毎度恒例ではありますが、今回もストリーミングで多くのプログラムを配信します!

 

今回はケーブルテレビ局であるZTVさんから本格的な機材やインターネット回線を提供頂き、

中ホール・多目的ホールの2会場とも生中継します!

 

当日はこのページから視聴できますので、

ストリーミングを見ながら #JANOG でつぶやいてみたりして

会場に行けなくともいろんな人とつながっていきましょう!

 

会議があって見られない!という方も翌週からアーカイブ配信を行いますので

見逃したプログラムも、マルチトラックで諦めたほうのプログラムも

後からじっくり見ることができます。

(配信NGなプログラム・資料はごめんなさい)

 

構成

今回の配信で使用する機材構成を紹介します。

diagram.png

左上のPCから解説していきます。

この4つ並んだPCはプログラムの登壇者が発表のために持ち込むPCです。

ここからスライドの映像が出力され、

登壇者を交代するためのHDMI切り替え機、

配信用に映像を分配するHDMI分配器を通じて

会場のプロジェクターまで繋がっています。

 

HDMI分配器から分配された映像は

会場に設置されたカメラを合わせてスイッチャーと呼ばれる機材に入ります。

スイッチャーは高機能な切り替え機で、

  • 入力信号を変換し、どの映像を選んでも同じフォーマットで出力する
  • 切り替え時に出力信号が途切れず、映像が乱れない
  • 映像を切り替える際に切り替え後の状態をプレビューできる(返しモニタ)
  • 映像の切り替え時にエフェクトをつける
  • 2つの映像を合成する

などといった事ができます。

特に出力信号が一定のフォーマットで、途切れずに切り替えできるのが重要です。

一般的な切り替え機は内部でケーブルの配線を切り替えているのですが、

その度に配信映像が数秒ほど真っ暗になってしまい、

PC側も切り替える度にプレゼンテーションの表示が崩れてしまったりします。

実はHDMI切り替え機として配置しているLiveWedgeもスイッチャーです。

 

ちなみに、構成図の中央にあるスイッチャーの入出力はすべてSDIという規格を使用しています。

SDIは業務用の映像伝送規格で、デジタル信号で映像・音声を送るという点でHDMIと似ているのですが

ケーブルを100mも伸ばしてつなぐことができます。

実は、HDMIだと10mも伸ばすともう映らなくなる事があったりしまして、

広い会場では苦労することがよくあります。

 

構成図の下にあるミキサーはスイッチャーの音声版です。

ただ、入力は会場のスピーカーから出ている音だけなので、

手元での音量調整や本当に音声が来ているかのモニタリングをするためだけに設置しています。

 

最後の、中央右にあるエンコーダーは

入力された映像・音声をPCで視聴できるように変換する機材です。

今回はLiveShell Xという機種を使用していまして、

各種ライブ配信サービスに繋ぐためのIDなどを2~3項目入れるだけで

簡単に配信ができてしまう便利な機材です。

あとは各種サーバーを挟んで皆様のPCまで映像がやってきます。

 

ホットステージ

JANOGでは毎回異なるスタッフが機材を持ち寄ってストリーミングを行うので、

考えた機材構成で本当に動くのか、相性問題が起きないかを事前に集まってテストしています。

今回は2つの会場を同時に中継するために機材の量も倍になり、

スタッフ13人で入念なチェックを行うという一大イベントになりました。

その甲斐あって、問題なくストリーミングできることを確認しています。

実は少しチャレンジしてる部分もありますので、本会議に参加できない方も楽しみにしていてくださいね!

hotstage.jpg