発表日時:7月11日(水) 16:30~18:00(90分) 発表会場:中ホール
動画配信の現状、動画用CDNの技術的特性について整理し、ISP連合体が運用するISP CDNの可能性について議論する。 配信事業者とISP間のトラフィックコストに関するパワーゲームは年々その激しさを増しており、CDN技術は配信事業者の大きな武器として活用されている。また、日本国内における放送のユニキャスト配信(いわゆるIPサイマル)の準備が進んでおり、数年先には東京オリンピックとも重なり、ユニキャスト型放送が大きなトラフィックを生成すると言われている。 一方、大きなトラフィックを生成させる動画配信であるが、一般のWebに比べCDNの実装は容易であり(特にライブ放送用CDN)、自社構築によるCDN運用も広く行われている。この代表的な例がNetflix等OTTによる自社CDNであるが、ひと工夫すればISP連合体によるCDN運用も実現可能である。
鍋島 公章(株式会社Jストリーム,kohso.org)
https://tech.jstream.jp/blog/meeting/isp-cdn-janog42/