JApan Network Operators' Group
JANOG42は株式会社ZTVのホストにより開催します。

改めて考えるゼロレーティングとネット中立性

発表日時:7月13日(金)  16:10~17:00(50分)

発表会場:中ホール

概要

アメリカでは2018年4月23日をもってネット中立性が廃止されました。 また、日本でもMVNO各社によるゼロレーティングが多く登場しています。 JANOGではこれまで、ゼロレーティングの技術的な実現方法や 法的な解釈、マーケティングについてしてきました。 これまでの議論や認識を、Janog42の参加者へつなげ、 ネット中立性が廃止されることとその弊害をつたえ、 会場との議論によって認識をつみあげたい、 と考えています。 今回は、ゼロレーティングやネット中立性廃止が求められる現状の理解と あるべき将来像について議論を行いたいとかんがえています。

テーマ・ポイント

  • ユーザ間のトラフィック公平性とサービスフィルタリング 一部のユーザにトラフィックが偏る中で、現実的には有限である帯域幅を公平に分配するためにはある程度 フィルタリングは許容されるのか、またどこまでを許容するべきか。
  • マーケティング手法としてのゼロレーティングの是非 ゼロレーティングの費用を誰が負担するのか(アプリケーションベンダーなのか、ネットワークプロバイダーなのか)
  • 参入障壁としてのゼロレーティングの可能性 ゼロレーティングが新たなアプリケーションや新サービスの登場を阻害しないか、 現状のアプリケーションシェアの固定化に繋がらないか。新規参入するアプリケーションベンダーは参入するときに自身がMVNOになる必要があるのか。

発表者

九龍 真乙 (自宅ラック勉強会)
岡田 雅之 (一般社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター)
黒川 英貴 (ビッグローブ株式会社)

事後資料

改めて考えるゼロレーティングとネット中立性(九龍)

改めて考えるゼロレーティングとネット中立性(岡田)

ゼロレーティング技術適用例(黒川)