JApan Network Operators' Group
JANOG45は北海道総合通信網株式会社株式会社ネクステックのホストにより開催します。

ルーティングのためのIPアドレス?

概要

コンピューター同士を接続するのに使用するIPアドレスですが、この到達性を運ぶためにルーティングプロトコルが使用されます。

貴重な資源であるIPアドレスをルータの間でも使用する必要があるため、ポイントツーポイントのリンクでは各ノードおよびブロードキャスト/ネットワークを示す30ビットマスクを使用したり、/31(RFC3021)を使用したりします。

到達性を運ぶためのルータであるにも関わらず、貴重な資源を消費するのは少しナンセンスでもあってか、IPv6ではリンクローカルアドレスが使用されます。データセンターではこのIPv6の特徴とRFC5549を利用したルーティング設計も少しずつではありますが増えてきています。

本セッションではこちらの背景をもとにRFC5309 P2P over LAN を利用や、散らばったホストルートをネットワーク内に分配するためのテクニックおよびLink Localのみを用いた運用の考慮点(RFC7404)などIPアドレスに関連したトピックをまとめて共有し、運用者の皆様と議論を深めたいと思います。

発表資料

ルーティングのためのIPアドレス?(土屋)

発表者

土屋 師子生 (アリスタネットワークス合同会社)