新しいJANOGをJANOG46から

ニュースレター

こんにちは、JANOG46企画編成委員長の海野&熊本です。
世の中が目まぐるしく変わっている真っ最中となりますが、
今回ホストであるオキットさんとドヴァさんは現地開催およびオンライン開催か中止・・・。
ギリギリまで本当に考えられたと思います。
今回は今後の各団体のガイドラインを照らし合わせてにはなりますが、現地での開催を決定したということで、お話を聞きました。

インタビュー対応していただいたのは、ツッチーさん(株式会社ドヴァ)と 園木隆弘さん(株式会社オキット)のお二方です。(インタビュー対応:熊本)

ホストとして現地で開催したかった思い

ツッチー:リオでオリンピックが開催される2016年の夏に、沖縄でJANOG38を開催させてもらい、無事終了して、ホッと一息ついていたところ、参加者の方から「オリンピックみたいにまた4年後もやってよ」という言葉を頂き、よし、それならまた開催してみようと、東京オリンピックが開催される予定だった4年後の夏に立候補させていただきました。

園木:結果、オリンピックは1年延期となってしまいましたが、JANOGは結構先までホストが決まっているため、延ばすことができても1ヶ月ちょっとということで、ギリギリまで延期させていただき、報道や世界情勢、政府や自治体から出されるガイドライン、開催地である那覇市の現状などと照らし合わせた結果、現状ひとまずは沖縄県民限定で現地開催をする準備をはじめることにしました。
今後、ガイドラインの見直しや県外渡航自粛の緩和があれば会場の3密をさけた形で参加枠の拡張を考えています。

ツッチー:沖縄は他の県とは違う点がいくつかあります。
まず隣県がないという事です。(北海道はトンネルで電車通ってたりするので、別とさせて下さい!)
物理的距離で言えばかなり違いがあります。
そのため、空港が主たる手段だったりしますし、風習などにも違いがたくさんあります。
そんな沖縄も数年で大きく変わってきました。
近年、都会から離れて地方で働くという方が増えていく中で、居住地として沖縄を選びリモートで仕事をする方が多くなっている関係でリモートワークのテストケースとしても紹介したいという思いがありました。
これはJANOG45の次回ホスト挨拶で話をした内容です。結果、COVID-19の影響でリモートワークが日本全体で新しい生活様式のひとつとなってしまいましたが笑

園木:小さい土地だからこそ、動きが早いので定期的に足を運んでもらってアップデートを楽しんでもらえたらと思っています。

ツッチー:考え方が違う部分も多く見られます、皆さんのアイディアが浮かぶきっかけになればという思いと、
せっかくなので沖縄で楽しんでほしいという思いがあります。

現在の那覇市内の状況

ツッチー: 5月以降 (6月17日現在) は感染者の報告がないこともあり、日常にもどりつつあります。
当然マスク着用やソーシャルディスタンスなどといった事はされていますが、
車の交通量なども以前と同様くらいに戻ってきました。レンタカーもビジネスマンが一人で乗っていることが多かったですが、徐々にですが観光客と思われる方々も利用している光景を見かけます。
しかし、国際通りのお土産屋さんなどに代表される観光業は大打撃を受けています。
従事されている方の話を聞いても、採算が合わないのでしばらくはお店をあけられないということです。
世界情勢的にもインバウンド戦略はしばらくは厳しいので日本の皆さんが国内旅行として沖縄を選んで貰えるような戦略に切り替えていかざる得ないでしょうね。
インバウンドに合わせてホテルなどの値段も近年跳ねあがっていましたが、これからはそういった所にも変化があるかもしれません。

園木:緊急事態宣言が出されたときと違い、現在は県外からの渡航は歓迎されている方だと思っています。

JANOG38からJANOG46までの変化

JANOG38のスタッフ集合写真

園木: JANOG38以降もスタッフや一般参加、展示ブース担当などで参加していますがJANOG40を超えてからは爆発的に参加者が増えてきています。それに伴い、私みたいな営業の参加者も増えてきたのではないかと感じています。 


ツッチー:JANOG38で初めての試みとして2社限定のダイヤモンドスポンサーを設けました。
当時のダイヤモンドスポンサー特典として、那覇空港の到着ロビーに看板を出して、そこにロゴを入れる試みをしてみて大変好評でした。
以降のJANOGでも限定数が無くなった状態でダイヤモンドスポンサーが継続され続けていますね。
当初はネットワーク技術者が議論するだけの場所だったことが、ネットワーク以外の技術者とも交流の場ともなり、営業としても影響力のあるイベントに発展してきた結果だと感じています。
技術者が多様になって来たことに関しては、近年はパラレルセッションといった形で複数の部屋で同時にセッションをする事で自分が興味のある技術を選べるような施策が組まれるようになったのかなと想像しています。
反面、近年の懇親会も参加者が多くなってきたことでそれぞれの目的意識のズレも多くなった結果、今までできていた事がバランスが崩れてしづらい環境になりつつあります。
身動き取れない状態では良いコミュニケーションもなかなか取れないですし、下手したら会いたい方にも会えずに終わってしまいますからね。

やはり懇親会は本会議の議論の延長として、ゆったりと技術者を中心とした会にしたいと考え、
別に営業さん中心の情報交換メインとした前夜祭の開催を検討しました。
そこで名刺交換のノルマのある方などはがんばってもらおうかと。
そんな思いで準備をすすめていたのですが、残念ながらどうしても3密を避けることが難しい懇親会と前夜祭の開催は今回断念することにしました。
是非次回以降のホストさんで実現していただくか、それまでに実現されなかった場合はまた4年後くらいに弊社がやります笑

最後にJANOG46について

ツッチー:JANOG46のホストに立候補したときにはこんな情勢になるとは思っていませんでした。
しかし、オンライン併催という観点では今まで以上にJANOGに参加がしやすい環境とも取れます。
近年参加できなかった技術者の方やなかなか出張が難しかった若手の方も是非参加してほしいですね。

園木:どうしても現地ブースを減らさざる得ない状況で、スポンサーの募集もようやく始めた段階ではありますが、ブース以外の協賛といった新しい方向性が今回作れるように準備しています。

ツッチー園木:目的意識が共通の人とガッツリ楽しめるJANOGにできればと考えています。
初づくめのJANOGを楽しんでください!

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