吉野さんに話聞いてみた ~「ライブ映像のシステムをIPベースで作ってみた」について~

はじめに

JNAOG47企画編成委員の海野です。

Day3(1/29) 15時45分から「ライブ映像のシステムをIPベースで作ってみた」で登壇のミクシィ吉野さんに当日の議論のポイントなど話を伺いました。

今回応募したきっかけは何だったのでしょうか?また、今回のシステムに取り組むきっかけを教えてください。

吉野さん:

今回の取り組みのきっかけはTipstarというサービスを作ることになったことです。応募のきっかけは募集が出たタイミングがいろいろ話しやすくなったタイミングだったからです。

ライブ映像のIP化は今まで培ってきたネットワーク技術とは違う知識などが必要だったのではないかと思うのですが、工夫したことや変えたことはありますか?

吉野さん:

行き当たりばったりですwなのでわからないことはたくさんあります。必要になった都度、目星をつけた機材のベンダーさんに要望を伝えてすり合わせたり、展示会のブースの方とお話ししながら学びました。

(参考記事)ミクシィさんの公式メディア「ミクシル」で今回の奮闘が記事になっていました。by 海野

低コストで高品質って両立できるの? 『TIPSTAR』の“映像伝送システム”の仕組みとは~TIPSTARの開発の裏側 #1~

発表で特に聞いて欲しいこと / 議論したいことを教えてください

吉野さん:

JANOG45の映像の発表でも質問させていただきましたが、マルチキャストアドレスのアドレス設計のセオリーがわかっていません。これのベストプラクティスを議論できる人に出会えたら最高です。具体的には発表の中でできればと思いますが、キーワードをあげるならば、次になります。

・2022-7の面ごとにオーバーラップなくやるのがいいのか?

・マルチキャストアドレスやIGMPv3のモード設定のミスオペに対する (帯域超過やバッファ枯渇への) 防御は実装できるのだろうか?(調査中)

・ソフトウエアで映像音声を加工する前提に立った時の試験考察からのアドレス設計論。

最近は放送関連の方もJANOGに参加されているので、お互いのノウハウ含め意見交換できると良いですね。

吉野さん:

ほんとそうですね!

最後に

海野:

ライブ向けの番組制作システムに携わったこともあって、非常に興味深い内容でした。時刻同期やSDIとIPの親和性などいろいろと話題もありそうで楽しみです!

当日の議論や意見交換が活発になることを期待しています!

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