JANOG48ミーティング 企画編成委員の中野です。

 

プログラム紹介第2弾は、Day3(2021年7月16日金曜日)の11:00からSOPIAにて行われる「ゼロからはじめるインフラ建設 -都内データセンター直結のキャンパスネットワークをゼロから構築してみた-」の発表者の立松 裕將さんにお話を伺いました。

立松 裕將さん(左上)

プログラムに応募したきっかけを教えてください

「ところざわサクラタウン」の構築において知見・ノウハウがたまってきた中、JANOGで発表してみないかと上司より提案があり、また今年はアウトプットの年にしたいと思っていたので応募しました。

今回のキャンパスネットワーク構築で一番苦労した点を教えてください

2つありまして、1つ目は、都内から所沢までのファイバの距離が長く伝送損失の高いことが見込まれ、WDMの選定/準備や、その区間のネットワークを短期間で構築する必要があり苦労しました。
2つ目は、キャンパスネットワークの機器のコンフィグの標準化・自動化が大変でした。

キャンパスNWの運用自動化について少し教えてください

コンフィグの投入手段について、個人的に「ネットワークシェル芸」と呼ばれる「シェル芸」と「ネットワークのコンフィグ投入」を組み合わせた自動化の手法に取り組んでいまして、多ポート機器のあるキャンパスネットワークのデプロイ自動化を実現しました。
シェル芸はモダンではなく他のエンジニアに使ってもらうのが難しい部分もあり、Ansibleなどをはじめ様々なデプロイ手法を検討しました。
実際のコンフィグ投入などのデプロイ手法についても、本プログラムにて深く話します。

発表で特に聞いてほしいこと・議論したいこと

他の事業者さんやユーザ企業さんが、長距離区間の伝送の設計や巨大なキャンパスネットワーク構築において、どのように設計・運用されているかについて議論をしたいと考えています。

参加者へのメッセージをお願いします

キャンパスネットワークを一から構築するにあたり、ある意味「趣味のネットワーク」といいいますか、楽しかった部分や、実際に手を動かして泥臭いことをしていた部分などについて、赤裸々に話したいと思っています。
ですので、手を動かして構築するのが好きな方には、楽しんでいただけるプログラムになるかと思います。

インタビューにご協力いただきありがとうございました。