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■ コラム最終章 ■

今回のJANOG20はいかがだったでしょうか。
初日の基調講演に始まり、3日間まるまる楽しんでいただけましたでしょうか。
発表者のみなさま、ミーティングを企画してくれたスタッフ、そしてホスト企業・後援団体・協賛企業のみなさま、本当にありがとうございました。
今回のJANOGは一出席者としても非常に考えさせられる節目となる会合だったように思
います。「IPv4アドレス枯渇を世界各地で、そして帯広で考える」や「ルーティング
とアドレスのこれからを考える@JANOG20」など、インターネットを取り巻く世界が
、これまでの常識が通じる当たり前のものから、当たり前のものでなくなる、概念す
ら変わるのではないかというような変革期に今まさしくいるんだな、と実感しました
。
そんな10年の節目にJANOGの運営委員の体制を変更することとなりました。
DAY2のクロージングでアナウンスさせていただきましたが、今回のJANOG20(正式には
8/10)をもって、4名の運営委員の方々(近藤さん、前村さん、橘さん、齋藤さん)が
退任されました。
それに伴い、JANOG会長についても近藤さんから私池尻が引き継ぎいたしました。
ここで改めて、自分とJANOGのかかわりを振り返ってみたいと思います。。
私自身、JANOG1でのLocal Arrangement担当に始まり、2002年10月のJANOG10の時か
ら運営委員になって活動してきました。ミーティング実行委員長や個人情報保護
WG Chairなどいろいろやらせてもらいましたが、一貫して、その時々のJANOGに
求められている(と信じる)ものをやる!、というのがベースにあったように思います。議論が盛り上がりそうなネタ探しや、ときには法律も交えたまじめな話など、やることは違えど、JANOGに対する思いは一貫していたように思います。
今回、会長を引き継ぐことになり、重責を感じながらも、そこは同じ。今、そしてこれからのJANOGに期待されているものってなんだろうか、と改めて考えるわけです。
DAY1のパネルディスカッション「JANOGの次の10年に託して」では覆面「ジャノ坊」
として、その答えを見出すべく、議論に参加させていただきました。「JANOGでの議
論って実は世界的に見てもけっこう進んでいるんだよね。。」これは、私がとても印
象に残った議論のひとつです。そういうJANOGでの議論を少しでもより外に見せてい
くことができれば、運用者コミュニティがもっと広がる可能性があるな、と感じずに
はいられませんでした。またそこに新たなJANOGの意義が生まれる可能性もあり
ます。
簡単なことではないかもしれませんが、今後のJANOGに対する期待のひと
つではありそうです。みなさんはどう感じられましたか?
JANOGに変わらないものがあります。
それは、JANOGはメンバーのみなさんのものである
ということです。
議論するのも、何をするのも、主役はみなさんです。ここはこうしたらどうか、これはよくないとか、JANOGの活動に対する前向きな提案、ご意見等ありましたら、いつでもお願いします。私もJANOGメンバーの一人として、みなさんとともに今後のJANOGの発展に少しでも貢献していきたい、と思っております。
最後に、JANOG運営委員会としては、2007年8月10日より池尻を新会長として、前回の
JANOG19より新たに加わっていただいた3名の新運営委員(山崎さん、仲西さん、川村さん)を含めて8名の新体制でやっていくことになりました。
このたび退任された方々のご尽力に感謝するとともに、今後の新しい運営委員会をよろしくお願いいたします。
JANOG21でお会いしましょう!
日時: 2007年08月11日 00:00 | パーマリンク