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会場周辺ATM情報


■ 金融機関ATM関連    □ 網走信用金庫 帯広支店 370m    □ 帯広信用金庫 駅前支店 400m      ・エスタ帯広内ATM(東館1階) 200m      ・長崎屋帯広店内ATM(

Obihiro
(July 5, 2007 10:23 PM)

空と川と大地を体感!


国内有数の広大な平野と、大雪山系を水源に太平洋に注ぐ十勝川、年間を通じて晴れわたる日が続く大空。十勝地方では四季折々に豊かな自然を満喫することができます。 特に夏のこの時期は、北海道の大自然を感じるに

Obihiro
(July 3, 2007 5:22 PM)

鉄道でゆく JANOG20


今回、帯広で開催されるJANOG20ですが、参加者の大半の方はJALの直行便で十勝帯広空港。ちょっとこだわりのある人でもANAで新千歳空港からJR特急で帯広、というのが一般的な経路でしょう。 東京から

Obihiro
(June 28, 2007 11:25 AM)

IPv4アドレス枯渇を世界各地で、そして帯広で考える


IPv4アドレス枯渇を世界各地で、そして帯広で考える IPv4アドレス枯渇が叫ばれた1992年頃にはCIDRやNATが導入され、 延命されてきたことは皆さんご存知のことと思います。 また、並行してI

Column
(June 25, 2007 4:10 PM)

IP Anycastで見えてくるインターネットの接続図


IP Anycastで見えてくるインターネットの接続図 IP Anycast を使った運用自体は馴染みのない方が多いかもしれませんが A.DNS.JP では Anycastを使って運用している事をご

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(June 25, 2007 4:09 PM)


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■ インタビュー(IPv4アドレス枯渇を世界各地で、そして帯広で考える)


■ はじめに ■

JANOG20ミーティング、たくさんのプログラムの中から注目プログラムの詳細内容、思い入れ、裏話を聞くため、関係者のインタビューを敢行しました。

インタビュー記事の最終回である今回は、7/12(木)最後のプログラム「IPv4アドレス枯渇を世界各地で、そして帯広で考える」のスピーカー 前村 昌紀氏のお話をご紹介します。


  現在前村さんはJPNICのIP事業部長であり、APNIC理事会議長でもいらっしゃるわけですが、今回のJANOG20 Meetingへのプログラムの応募のきっかけ/動機を教えてください。

前村: IPv4アドレス枯渇の問題は、ご承知の通りとても大きな問題です。
JPNICは日本における国別インターネットレジストリとして、IPアドレスを事業者の皆さんにお配りする立場にあります。
IPv4アドレスの枯渇というのは、そのお配りする資源がなくなるということで、我々のサービスの継続性に関わる大きな問題です。
その在庫の枯渇が、最近の予測では3年後くらいに迫っているということになると、固定資産の減価償却の期間に入ってしまうことを始めとして、事業者の皆さんにおかれては準備を進めないといけないはずです。レジストリとしてのJPNICは、枯渇に関してあらゆる機会を利用してこれを知っていただく必要があります。

また、IPv4アドレスがなくなった後に、なおもインターネットを拡大していきたいということであれば、何らかの対策を立てる必要があります。

対策というのも、単独では考えにくいものがあります。
よく議論に上るものとしてIPv6の導入とIPv4でNATするという方法と、2つありますが、IPv6対応を自分のところだけで進めても、対地がIPv6に対応しなければ問題は解決しませんし、NATも、クライアントには(完璧でなくても)そこそこ有効だとしてもサーバには有効じゃないので工夫しないといけない。というわけで、インターネットの経路制御と同じように、インターネットを形成する事業者が横断的に検討しないとなかなか進まないと思います。

  各事業者が単独で対策を行うというよりも、インターネット全体で連携して進めないとうまくいかない、ということですね。

前村: そうです。JANOGはインターネットを中心として、ネットワーク運用技術者のコミュニティで、様々な考えの方がいらっしゃって、こういう場で議論をすることはそれだけでも重要ですし、その議論が触媒となって皆さんそれぞれでこの問題に関する検討を進める大きなモチベーションとなります。
そういうことを願って、プログラム応募をしました。

  なるほど。確かにjanogに参加される方は立場的にもいろいろな方がいらっしゃるので、事業者横断的な議論には最適なんですね。

  では次に、IPv4アドレスの枯渇の問題はだいぶ前から議論されたり対策が検討されたりとさまざまな取り組みをされていると思いますが、今回のJANOG20Meetingでは特にどのような観点がフォーカスされることになるんでしょうか?

前村: 確かにだいぶ前から議論に挙がってはいますが、つみあがって次のステージに行くというほど盛り上がってはいません。
2006年4月に「IPv4アドレス枯渇に向けた提言」という形で報告書をまとめて公開したのですが、その時点であのレベルの検討がなされたことはなかったですし、2006年は機会あるごとにあの報告書を材料にカンファレンスで発表したりしてきていますが、まだまだ「問題の周知」のレベルを脱していないんですよね。
それでも、紙を積むように少しずつではありますが、認知度が上がり、皆さん現実感を持って考えていただけるようになってきたと思います。

「フォーカス」とおっしゃいましたが、JANOG20 Meetingの発表では、枯渇問題の構成要素のうちのどれかを選択して深めよう、といった感じではなく、JANOGerの皆さんの問題意識がどの辺にあるのか、私が気づいていないようなところに、運用技術の局面の問題が隠れていないか、それがあぶりだせればと思っています。発表者としては言い訳がましいながら、来週に向けて、どういう風な問いかけ方、議論の仕掛けをすれば、皆さんの問題意識をたくさんうかがえるか、思案しているところです。

  では当日は発表や報告というよりは、会場との議論が中心になりそうな感じですね。

前村: そうですね。会場とのインタラクションで構成できれば最高です。

  ところで、最近のJANOG MLでIPv4枯渇の話題で一時期だいぶ盛り上がっていましたが、どのようにご覧になりましたか?


前村: 一つは、IPアドレスという資源の分配に関して、公共政策の設計の観点から考察した、という議論がありましたね。あとは、IPv6というのが、枯渇の後のソリューションとして本当に正しいのか、といった議論ですよね。まだまだ序章部分で、コミュニティにかみ合ってないところもありましたね。
本当ならばああいう議論のモデレーションをやらないといけないところ、それができていないで残念なんです。

  では、その続きをJANOG20 Meetingでぜひ、というところですね。

前村: はい、できればJANOG MLでの議論をあと1週間進めたいと思います。

  最後に一言お願いします。

前村: 有意義な議論になることを期待しています。スピーカーとしてもがんばりますっ。




いかがでしたか?

IPv6に移行するのか、IPv4を延命するのか、いずれにしてもIPv4アドレス枯渇の問題はインターネットに関わるすべての人にとって重要な問題であることは間違いありません。
この問題をさまざまな立場や意見の方と共に議論できるのがJANOGの良いところなのだと思います。

MLで盛り上がった方、事前コメントを送った方や送りそびれた方も、是非当日会場で議論に加わってください!