JApan Network Operators' Group

DNSに関する常識の変化

概要

DNSは古くから使われている技術であるが、決して歩みを止めたわけではなく、インターネットの変化にあわせて常に変化し続けている技術でもある。インターネットの状況の変化にともない、以前は推奨されていたような設定が現在では推奨されなくなったり、逆に以前は推奨されなかったことでも現在はとくに問題にならなかったりすることもある。本セッションでは、DNSに関する時代遅れとなった過去の常識をとりあげ、イマドキのDNSについて考える。また、災害時や障害時に影響を受けにくい設定についても考える。

また、過去の発表資料などで時代にそぐわないものになんらかの注釈を付けることができるか考えたい。そのうち、DNSサーバ名の設定については、2005年のJANOG 15で発表した「ネームサーバは内部名で---from JPRS---」について、誤った解釈と間違った設定が見受けられるため、現在の推奨を紹介する。

また、TTL値についても短いTTL値をすべて否定したドキュメントが存在するが、DNSLBが広く使用される現状にはそぐわない。

発表者

藤原 和典 (株式会社日本レジストリサービス)

山口 崇徳 (株式会社インターネットイニシアティブ)

資料

DNSに関する常識の変化~疑問編~ 事後差し替え (山口、PDF)

DNSに関する常識の変化 事後資料 (藤原、PDF)

DNSに関する常識の変化~これからの常識編~ 事後資料 (山口、PDF)

ニュースレター

発表者インタビュー: DNSに関する常識の変化