JApan Network Operators' Group

LPWA時代のネットワーク

概要

家にいれば電源を使うことができ、ノートパソコンやスマートフォンはこまめに充電をする前提で大容量バッテリーを利用することができます。IoT機器は電源が取りにくい場所や人が中々足を踏み入れる場所などに出すことも目的とするため、電源を使えない場所では数年間バッテリーを充電無く使う必要が出てきます。そんなIoT機器の省電力で一番のネックになっているところはLTEやPHSなどの通信機器の電力と言われています。省電力・広範囲の通信手段として「LPWA」(Low Power, Wide Area)がありますが今の段階からネットワーク事業者も意識していく必要があると思います。日本でもUnLicenseバンド帯を利用したSiGFOXやRoLa WANを提供する事業者が現れてきました。

また、LTEについても省電力、IoT向けのLTEカテゴリーである「NB-IoT」が登場します。こちらは現在整備されているLTE網で動くという利点もあります。現状の日本ではたとえ通話しない場合でも電話番号の付与が必要となります。現在の電話番号は来年には枯渇することが予想されており、その後は020の次が0または4を除く8000万の番号が利用できるようになる予定です。しかし、はたしてIoTに利用する番号は8000万で足りるでしょうか。

このようなLPWA網の現状を知ってもらい、今後どう発展するといいのかを議論できればと思い応募しました。

発表者

江草 陽太 (さくらインターネット株式会社)

資料

LPWA時代のネットワーク 事前資料 (江草、PDF)

LPWA時代のネットワーク 当日資料 (江草、PDF)

ニュースレター

発表者インタビュー: LPWA時代のネットワーク