バックボーンネットワークの避けられない課題として、「増え続けるトラフィックに対してどのように設備強化の対応をするのか?」というものがあります。
一般的に、設備強化の対応方法として、
という対応方法があります。
現状のバックボーンネットワークでは多くがスケールアップ型、つまり「ルーターのポートが足りなくなったら、更に転送能力の高い後継機種に置換する」というパターンが少なくないのではないでしょうか?
しかしながら、もし「トラフィックの伸び率」が「ルーターの転送能力の伸び率」を超えた場合、設備強化が追い付かず、トラフィックが溢れてしまうという根本的問題があるのではないでしょうか?
本発表では、スケールアップではなく、スケールアウトできるバックボーンネットワークとはどのような物になるのであろうか、KDDIの現状のMPLSバックボーンネットワークを踏まえた上で考察し、みなさんと議論したいと考えております。
宮坂 拓也 (KDDI株式会社)
スケールアウト型MPLSバックボーンネットワーク:事前資料 (宮坂、PDF)