JApan Network Operators' Group
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P4を使ってみて分かったこと

発表日時:7月12日(木)  10:15~10:30(15分)

発表会場:多目的ホール

概要

P4は、ネットワーク機器のデータプレーンをプログラムすることを目的に開発された言語です。これを使ってみて分かったことを共有します。

これまで、ネットワーク運用者によるデータプレーンの制御は、ネットワーク機器に実装された機能(ACL、各種プロトコル等)の仕様制約範囲内でしか行えませんでした。このため、複雑なプロトコルの制御や、新しいプロトコルが出てきたときの対応に課題がありました。この課題に対し、P4言語はデータプレーンをプログラミングすることを可能にし、例えば設置済のネットワーク機器に対して、後から新しいプロトコルに対応させる等、運用の自由度・拡張性を向上する可能性を秘めています。

この実証のため、実際にP4_16バージョンを使用し、開発環境構築からプログラミング、ビルド、データプレーンの動作テストを行いました。本発表では、上記の流れの簡単なデモを実施し、さらに、P4言語によって実現できること、従来のフレームワークとの比較等、得られた知見を共有します。

発表資料

P4を使ってみて分かったこと~現実的になってきたデータプレーンのプログラマビリティ~

発表者

熊谷 渉 (APRESIA Systems株式会社)