Application-aware Networking: アプリケーションの通信品質要求を満たすネットワーク実現に向けて

場所

HAKATA

日時

Day2 2021年1月28日(木) 15:45~16:30(45分)

概要

AR/VR、遠隔手術、自動運転といったミッションクリティカルなアプリケーションが多く検討されています。 そのようなアプリケーションをIPネットワーク上で実現するためには、ISPはそのアプリケーションが要求する通信品質(例:遅延、帯域)を満たすように適切にパケットをルーティングする必要があります。 しかしながら、ISPの立場から考えると、入ってくるIPパケットが「どんなアプリケーションで」「どんな通信品質要求か」という情報は通常では判断が不可能なため、このような通信制御はとても困難です。 そのような背景から、アプリケーションの通信品質要求を満たすネットワーク制御技術・フレームワークについて、研究開発活動、IETFなどでの標準化活動が近年とても活発になってきました。 そこで、本発表では、アプリケーションを意識したネットワーク、ルーティング、トラフィック制御技術について現在検討されている内容を整理し、共有したいと思います。 その上で、弊社で研究開発を進めているSRv6をデータプレーンとしたトラフィック制御技術を共有させてもらいたいと思います。 最後に、本発表を通じてJANOGの皆様と以下のような議論を行えればと思います。

  • コンテンツプロバイダーの目線でどのような機能があると嬉しいか?どんな制約があるか?
  • ネットワークオペレータの目線でどのような機能があると嬉しいか?どんな制約があるか?
  • そもそもL3レイヤーでアプリケーションを意識する必要はあるのか?他に利用できる技術があるのではないか?
  • インターネット上で実現することは可能か?

発表者

宮坂 拓也 (株式会社KDDI総合研究所)

公開資料

公開資料 (宮坂)

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