こんにちは。企画編成委員の海野です。
JANOG49のDay3(1/28)に登壇するKDDIの辻さんと木場さんに「KDDI固定電話ネットワーク、NFV化の5年間の道のり」に取り組んだ経緯などをプログラム委員の黒河内さん、企画編成委員長の熊本さんと一緒に話を聞きました。
当日の議論の一助になればと思ってニュースレターとして公開します。

右上:海野 右下:黒河内 ワイプ内:熊本
NFVを取り入れることにした理由は ?
「新しい技術を取り入れたい」というエンジニア目線の関心がNFV選定の大きなポイントとなりました。
電話の世界は交換機の世界からIP電話の世界に移っていて、当時からIPやサーバーが沢山あり、新しい技術へチャレンジする風土もありました。
そのような中で、プロジェクトがは始まった2016年当時、5年後を見据えたら仮想化という選択をしました。
NFV化が終わってよかったことは?
サービスリリースができたことが一番うれしかったですが(笑)
エンジニアとして技術力がついたのは一番よかったポイントです。
今まではベンダーさんに依頼するケースが多かったのですが、今回は細かい機能実装などを自分たちで実装した部分がが多く、スキルの底上げになりました。
また、機器の交換などが早く、楽になりました。極端に言うと「ポチ」で終わります。今まで数か月かかっていた作業が、数日で完了するというのは運用効率化と言えると思っています。
逆に苦労している部分は ?
苦労した部分は当日の発表時に紹介できればと思っていますが、
どうしても古いやり方を残さなければならず、設定更新作業など一部自動化できていないところがあるがあります。そこに関しては今後の開発でNFV化をしていく予定です。
ソフトウェアができるネットワークエンジニアが少ないので、どうやって育成していくのかという課題もあり、JANOGでアドバイスしてもらえると嬉しいです。
最後に、当日はどんなことを議論したいですか?
数年前に、NFVがもてはやされましたが、みなさんが実際に導入した話や、やろうとしている話が聞いてみたいです。
また、JANOGerの皆さんが、レガシーな運用をどう変えようとしているのか?Ansibleなどのツールをどう使っているのか等、議論がしたいです。
(おまけ)
鹿児島出身の木場さんおすすめグルメは「ラーメン 小金太」です。