ネットワークチーム ホットステージレポート

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JANOG52 企画編成委員の齋藤です。
今回は、6/28~6/30の3日間の期間で、出島メッセにて行われたネットワーク構築ホットステージのうち、Day.1(6/28)の様子のレポートをいたします。

チーム「BAKUCHIKU」とは?

JANOG52のネットワークチーム「BAKUCHIKU」は、会場ネットワークの構築・運用を担当されているチームです。30人以上のメンバで構成され、その半数は学生で構成されています。

今回のJANOG52をきっかけに、本格的にネットワークに触れる学生も多かったとのことで、勉強会を開催したり、他のメンバとの知識交流をしたりしながら作業を行ったそうです。

チーム「BAKUCHIKU」は、バックボーンチームL2/L3チームAP・監視チームケーブリングチームサーバチームという役割ごとに編成された複数のチームで構成されています。

作業準備

会場に到着すると、既にたくさんの機材が運び込まれていました。
各チームは作業部屋となる出島メッセ会議室に搬入された機材を、MDF室といった作業場所に移動したり、開封して点検したりと作業されていました。

機材を開封していきます
すごい量の機材です、、
作業に向けて機材を並べていきます
機材を運びます
MDF室に機材を運搬中

なお、作業の数日前には大量のLANケーブルが長崎県立大学に運び込まれていました。
すごい量ですね、、、

数日前から届いていた大量のケーブルや機材たち
ホットステージ1日目、会場にむけて部屋から搬出中

作業のようす

各チーム機材の確認や、設定の投入、ケーブル作成など本格的なホットステージに向けての準備をされていました。部屋には、大人な方から差し入れされたお菓子が置かれており、皆さん、和気あいあいと作業されていました。

黙々とケーブルを作成していきます
テスターでチェックします
楽しそうに作業されています
MDF室での作業の様子
ランチツアーで見学できるかも、、
機器を設置し、設定していきます
みんなで確認しながら作業していきます
サーバを準備されています

とても楽しそうですね。息抜きの雑談も面白そうです。
ケーブルチームは、Day.1で大量のケーブルを作りきっていました。すごい長さと量です!

雑談も交えつつ、もくもく、、
ケーブル、ヨシ!

各チームの紹介と作業内容

ここで、各チームの役割やアピールポイント、ホットステージでの作業内容をインタビューしてみました。

バックボーンチーム

バックボーンチーム

田中さん金場さん
会場ネットワークのバックボーンを構築することが仕事です。
お仕事の中身は、普段は0.1Gbps程度しかトラフィックを流せない SUNDAICHI(AS146979)を最大20Gbpsのトラフィックに対応するJANOG仕様に魔改造していくことです。
4月からの短い期間でルータの入替やIXへの接続など多くの工事を行う必要があり、準備を含めて作業が大変でした。
ホットステージでは、会場ルータとQD3のバックボーンルータ間の開通作業と、事前に交渉しピアを張って頂けるASとのピアリング設定の投入を行いました。

L2/L3チーム

L2/L3チーム

岩橋さん
会場での全ルータ・スイッチの設定、設置、運用を担当するチームです。人力での30台近くのスイッチの設計・設定は大変でした。会場NWの骨組みとなるので、プレッシャーがありましたが頑張りました。ホットステージでは、ルータや各フロアへのL2/L3 SWの設定及び設置作業を行いました。

AP・監視チーム

AP・監視チーム

篠田さん
APの設置場所やSWとの接続方法といった設計・構築・運用、70台近くのAPやスイッチ、ルータの監視を担当します。普段、経験のない人や興味があってネットワークを触っていて詳しい人など、様々な人の個性を生かして活動しています。ホットステージでは、機材の確認や初期化、APを2台程度インターネットに接続し試験的に運用する作業を行いました。

ケーブリングチーム

ケーブリングチーム

佐藤さん
会場ネットワークのL1の全責任を担うチームです。主に、ケーブル自作、ルート図に基づいた配線作業を行います。会場に這わせるケーブルはすべて、学生の手作りです。真心がこもっていますので、ぜひ見てほしいです。ホットステージでは、ケーブルをひたすらかしめ続ける作業、テスターを用いたぬけもれのない品質確認を行いました。今回のNWチームはJANOG50 team IQLAでの経験を存分に活かしています。外山さんや篠田さんからバトンを受け継ぎ、次回JANOG53に繋げていきます。

サーバチーム

サーバチーム

佐々木さん
DNSやDHCPサーバといったネットワークの基盤となるサーバの構築を担当します。また監視や構成管理ツール等、様々なサーバを動かすためのサーバ基盤の構築をするとともに、やりたいことを勝手になんでもいろいろやってます。
ホットステージ前に予め仮想環境を作成していて、ホットステージ当日は繋いだら終わり!!の予定で、上流のネットワークの開通までコーヒーを入れたりしながらゆったりしていました。
ただ実際に繋いでみたら残念ながらうまく動かなかったため、そのトラブル対処で苦労していました。

JANOG52 本番に向けて

ネットワークチーム全体の統括をされている、神屋さんにJANOG52当日の意気込みを伺ってみました。

インタビューの様子
(左:齋藤, 右:神屋さん)

神屋さん
当日、JANOG会期中に参加者の方に品質の良いネットワークを提供できるよう、チームメンバみんなで頑張ってきました。当日はどうぞ、生暖かい目で見守っていただければと思います。

なお、ネットワークチームのSNSがあるとのことです。ホットステージでの様子に加え、チームの皆さんの楽しそうな様子をぜひ、御覧ください。
(当日は、会場ネットワークの裏側も投稿されるかもしれませんね、、)

Twitter:https://twitter.com/janog52_nw

また、JANOG52 会期期間中のDay.3(7/7)は会場ネットワークを堪能できる企画・プログラムもありますので必見です。