JANOG51でホストを務めさせていただきました、株式会社ウインテックコミュニケーションズの鈴木と加賀爪です。

(閉会宣言より、写真右が鈴木、左が加賀爪)

厳しい寒さの最中での開催になりましたが、ミーティングに出席いただいた皆様、またリモートでご参加いただいた皆様、ご協賛をいただきました各社様、そして、今回JANOG51を盛り上げるためにご尽力頂きましたスタッフの方々には厚く御礼申し上げます。

JANOG51を終えて

何よりも心配していた天気もDay1、Day2ともに快晴となり、冬の澄んだ空の下に富士山が綺麗により大きく見えていました。
この時は、JANOGerの皆様にきれいな富士山を見て頂くことが出来て、JANOG51を富士吉田でやって本当に良かったと感じました。

(ふじさんホールからの富士山)

残念ながら、Day3では朝から雪がハラハラと舞い散っていましたが、「富士山記」に記されている、美しい女神が二人、富士山頂で舞っているような穏やかな雪の舞い散り様でありました。
開催中、協賛社用ブースは狭くて行き交いが大変だったように思え、ホストとしては身が縮む思いがしていました。
しかしながら、ご挨拶に回ると、協賛社の皆様から開催に対してのお礼の言葉をたくさんいただき、「頑張ってきて良かった」と心から思うことができました。
懇親会は会場の都合でいつもの半分ぐらいでしたが、やはり対面での懇親会はいいなと、あらためて感激しました。
2022年の流行語に「青春って、すごく密なので」という言葉がありましたが、「JANOGって、密くらいがちょうどよい」と感じました。

(ランチ企画の様子)
(懇親会での鏡割り)

JANOG51のホスティングを申込んだきっかけと準備

2021年4月、コロナ禍で開催の見通しが付かない時期ではありましたが、ホスト募集に手を上げました。
何とかなるだろうという楽観的な気持ちと、富士山の麓でいつかJANOGを開催したいという願いも重なりました。
(その時のホスティング申込みの提案資料、こっそりで公開しますね。)

ただ開催が近づくに連れて、会場の小ささや、意外に交通の便が良くないことなど、マイナス要因が重くのし掛かってきました。
それでも現地に何回も足を運び、屋外テントの設営、バスのチャーターなどの提案をいただき準備を進めました。
ただ、冬期の開催であること、新型コロナウイルス第8波や、3年ぶりのインフルエンザの流行など、課題が多い状況ではありましたが、JANOGの皆様はネットワークさえしっかり整備すれば何とかなるだろうと考え、LAN配線はマイナスDay2に事前施設し、無線LANアクセスポイント、ストリーミング環境などはDay0の夕方には整備を完了することができました。

(ストリーミング環境)

会場ネットワークについて

会場ネットワーク、ストリーミング環境はいかがでしたでしょうか。
多少の不具合もあったかと思いますが、概ね快適に利用できたようであれば幸いです。
今回はホストがある山梨県内のISP、CATV事業者の有志で会場ネットワークを構築しました。
新たな試みとして、IPv6シングルスタックの提供や、山梨県立大学様のご協力を得てeduroamの提供をさせて頂きました。
また、市民会館3階のドリンクコーナー付近では、会場ネットワークのトラフィックや、無線LANアクセスポイントへの接続台数等を可視化できるようなモニタを提示させて頂きました。
今回、会場ネットワークも多様性を持たせることで、新たな一歩を踏み出せたのではないかと考えています。

(会場ネットワークの可視化モニタ)

JANOG51がみなさまの新たな一歩に・・・

JANOG51のテーマが「動き出す、一歩」でした。
JANOG51では、新たな一歩として、Day1に特別企画として「新しい人とつながろう!」イベントの実施や、ランチ企画、懇親会の復活など、新たな一歩を動き出すことが出来ました。
コロナ禍においても、皆様がそれぞれが忙しく動き回っていたことと思いますが、厳寒の富士の麓での参加から、「動き出す」きっかけを見つけていただけましたらホストとして幸いに思います。

(JANOG51ホストとJANOG52ホストの皆様)
(JANOG51スタッフ一同)