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1/29 10:00 -11:30 |
[BOF] "Where shall we JANOG go?" |
司会進行役:
法林 浩之 [日本UNIXユーザ会/インターネット総合研究所]
橘 俊男 [JANOG 運営委員/あにあにどっとこむ]
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1997年に活動をはじめたJANOGも気が付けば、既に6年目を迎えておりJANOGと名が付いた各種の集会も既に13回を数えるまでになった。当初、メーリングリスト、各種集会も参加人数が少なく、開催規模も小さかったので参加者の多くが議論に参加する事も容易であった。しかし、最近ではメイルリスト、ミーティングの規模、共に大きくなり、参加した人達が気軽に議論に参加しにくい状態になっている。その中で、参加者の意識にも変化が見られ「座学的に学ぶこと」も参加の目的として存在することがアンケートの回答からも明らかになっている。
このBoFでは、今後、JANOGというコミュニティをどう活用していく事が望ましいのかを、過去から参加してきた人と、最近参加し始めた人との間を「橋」渡しすることを通じてJANOGの将来像について議論したい。
- 議論したいポイント:
- - 過去のJANOGと現在のJANOGに違いはあるのか
- - ML と ミーティングに違いはあるのか
- - 今後JANOGがどういうコミュニティに発展していくのがよいか
- - あなたはJANOGに何を求めているか
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1/29 13:10 -13:30 |
JANOG Update |
浜田 泰幸 [JANOG 運営委員] |
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発表資料(浜田)
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1/29 13:30 -14:15 |
Security-Enhanced Linuxの動向とxSPへの適用に向けて |
渡瀬 順平 [NTT情報流通プラットフォーム研究所] |
米国 NSA が中心となって開発している Linux のセキュリティ強化モジュールである Security-Enhanced Linux(SELinux)が,メインストリームの Linux カーネル(2.6.0)に取り込まれました.
SELinux が提供する強制アクセス制御により,サーバの不正アクセスやウイルス,ワームへの感染リスクが低減するとともに,システムへのパッチ適用稼動を平滑化する効果が期待できます.また,特権分割機能を活用することにより,システム管理のアウトソーシングの信頼性を向上することが可能になると考えられます.
本発表では,SELinux の概要,メリット,限界,および最新動向について報告するとともに,サービスプロバイダーの観点から見た,SELinux の活用方法,商用システムに適用するための要件等について,JANOG メンバーの方と議論させていただきたいと思います.
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発表資料
ログ
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1/29 14:15 -15:15 |
安定性の高い IP Telephony systemの構築についての一考察 |
鈴木 健 [ネクストコム株式会社] |
企業への IP-Telephony の導入が加速している。
UFJ 銀行、東京ガスをはじめ、大企業でも IP-Telephony の導入が加速している。
これらを安定して、且つ障害時の復旧が高速に行えることの必要が迫られている。特に、離れたロケーション間で利用する際の問題点についてネットワークに焦点をあてて検討したい。
- 信頼性を上げる為に気をつけるべき部分
- 企業への提案時に回線選択で問題になること
- 回線への要望
- IP-Phoneの問題点
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発表資料
ログ
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1/29 15:45 -16:45 |
電源ってネットワークが組めるんです |
椎名 啓順 [デンセイ・ラムダ株式会社] |
「電源」これがなければ、どんなに高速なルーターやスイッチもただの箱です。今年は冷夏のお陰で、電力供給が停止するだろうという予測は運良くハズれましたが、このご時世、電源にまつわるトラブルで大混乱を巻き込まないとは限りません。また、iDCやNOCなどを収容するファシリティの中でも、電源は最重要レイヤであるにも関わらず、ネットワークオペレーターの皆様にとっては今ひとつ馴染み薄い存在ではないでしょうか?
本発表では、主にネットワークシステム環境でのUPS(無停電電源装置)による電源障害対策をご紹介します。現在電源はシステム運用をサポートするネットワークとして構築する事が出来ます。
是非これを機会に電源についても、皆様に意識して頂ける様になれば幸いです。
また電源に関わる「よもやま話(裏話?)」等々も含め質疑応答させて頂きます。
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発表資料
ログ
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1/29 16:45 -17:30 |
OCNのオペレーションを例にしたHRO(High Reliability Organization)の紹介 |
中西 晶 [都立科学技術大学] 水越 一郎 [JPCERT/CC, OCN] |
高信頼性組織とは、原子力発電所や航空母艦、航空管制塔、救急救命チームのように複雑な技術的社会的状況においてミスが許されないという過酷な条件のもとで、高い安全パフォーマンスを維持している組織のことを言う。
本発表では、このHROの概念を紹介し、NOCへの適用例としてOCN NOCでの運用を紹介する。
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発表資料
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アンケート結果
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1/30 9:30 -09:50 |
JPCERT/CC Update |
山賀正人 [JPCERT/CC] |
前回 JANOG12 以降の JPCERT/CC の活動内容、特に定点観測事業などの研究開発関係の事業を中心に報告する。
議論のポイント:
事業に対するオペレータの皆様の期待や要望など聞く
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発表資料
ログ
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1/30 09:50 -11:00 |
To filter or not to filter |
司会:山賀 正人 [JPCERT/CC]
水越 一郎 [JPCERT/CC,OCN]
北谷 忠士 [ソフトバンクBB株式会社]
小山 覚 [Telecom-ISAC Japan 技術作業部会 副部会長]
萩野 純一郎 [iijlab, IAB member]
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今年の夏の CISCO の Vulnerability あるいは Blaster に対して各 ISP がバックボーンやカスタマエッヂでとった対策はまちまちだった。そこには、技術的可能性、制度的な壁、あるいはエンドユーザのセキュリティをどこまでISP が保護すべきかといった問題が含まれていた。
また、これらの動きに呼応して IAB からは
IAB concerns against permanent deployment of edge-based filtering
というコメントも出されている。
本パネルでは、IAB メンバー、ISP オペレータなどを招き、
何を考えてそういう行動をとったのか
同じようなインシデントがおこったときにどうしたらよいか
といったことについて議論する。
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発表資料(水越氏)
発表資料(北谷氏)
発表資料(萩野氏)
ログ
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1/30 11:00 -11:30 |
EoMPLSサービスの現状とその技術、運用 |
大澤 浩 [NTTコミュニケーションズ株式会社] |
急速なイーサネットI/Fの高速化と低廉化に伴い、WANのI/Fとしてもイーサネットを用いる事が一般的になってきている。長距離、広帯域のサービスに着目した場合、イーサネットI/Fを用いるL2のサービスは、主に以下のように分類する事ができる。
- イーサネット専用線
-Ether over SONET/SDHを用いたもの
-EoMPLSを用いたもの
- 広域イーサネットサービス
本発表では、EoMPLSを用いたものに着目し、上記の他のサービスと比較してどのような差異があるのかについて紹介する。
また、EoMPLSサービスの中核技術であるRSVP-TE及びMartiniドラフトについて、技術の概要及び運用の現状を紹介し、サービスの将来形、今後運用する上で必要とされる機能などについて議論する。
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発表資料(PDF 版)
発表資料(PPS 版)
ログ
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1/30 13:00 -14:00 |
最近のBGP ○○編 |
吉田 友哉 [NTTコミュニケーションズ株式会社] 松崎 吉伸 [株式会社インターネットイニシアティブ] |
いまやインターネット全体のBGPオペレーションは,ルータ自体の改善やオペレータの技術向上によって徐々に安定してきた様に思われる.しかし,現場ではまだまだ不可解な事象が発生したり,設定ミスなのか意図したのか判らない経路が流れることもある.
本発表では,実際に現場でBGPオペレータが見つけた事象を取り上げ,その解説や対策tipsなどを盛り込みながら,BGPに関する技術的な観点での議論を行う.
- 『そりゃないよね編』
- - 経路が聞こえてこないよ => お客は優先するでしょ
- - /32は勘弁してよね..(もちろん0.0.0.0/0も...)
- - next-hop-selfはやってね!やらないと不幸なことにも..
- - あの描画って,なまなましいよね
- 『きもい編』
- - ベストパスがばちばち状態って,すごいことになるよ
- - トポロジーの関係上,意図せずほいほい状態?!
- 『こりゃどうだ編』
- - IBGPを実アドレスで張ってみるとどうなるかしら?
- - 便利なsoft reconfiguration
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発表資料
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1/30 14:00 -14:30 |
JPNIC Update |
佐藤 晋 [JPNIC] |
JPNIC IPアドレス事業の最近の活動報告、特に現在RIRで議論されているアドレスポリシー関連のトピックについて紹介する。また、今後日本のNIRとしてネットワークオペレーションズコミュニティに対してどういった貢献が出来るかを議論していきたい。
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発表資料
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1/30 14:30 -15:00 |
JPRS Update |
民田 雅人 [JPRS] |
本発表では、JPRSが運用管理を行っている内容のうち、特にDNSに関連する各項目について、インターネットコミュニティ、特にネットワークオペレータにとって重要な各種技術的事項についての報告および議論を行う。
報告対象となる事項としては、以下を予定している。
- JP DNS update
- ENUM Trial Japan(ETJP)関連トピックス
- その他DNS関連最新動向/トピックス
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発表資料
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1/30 15:30 -17:00 |
電気通信役務利用放送法による通信役務上での放送 |
司会:南 佳成 [ユーズコミュニケーションズ] 牧園 啓市 [ソフトバンクBB] 沖本 忠久 [NTTスマートコネクト] 雨宮 直彦 [KDDI] 大出 富康 [ビー・ビー・ケーブル] 河崎 憲一郎 [スカイパーフェクト・コミュニケーションズ] 四方 清隆 [富士通アクセス] |
既存の電気通信設備上での放送事業が本格化するのに伴い、今までと違った放送アプリケーションが台頭し、より簡単でより多くのユーザが利用できるようになる。
ここで、放送事業の電気通信設備利用の可能性、またその際の問題点や放送と通信における技術的な相違点等をディスカッションし、その将来性・現実性を探る。
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発表資料(南氏・牧園氏)
発表資料(沖本氏)
発表資料(雨宮氏)
発表資料(河崎氏)
発表資料(四方氏)
ログ
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1/30 17:10 -17:55 |
広がるP2Pサービスとインターネットインフラへの影響 |
松本 直人 [株式会社ネットアーク] 横田 真俊 [P2P today ダブルスラッシュ] 亀井 聡 [NTTサービスインテグレーション基盤研究所] 田山 信行 [株式会社ネットワークバリューコンポネンツ] 中原 一彦 [NEC] |
P2Pというキーワードで括られるアプリケーションは、ファイル交換や、VoIP等の良く知られたもの以外にも、様々な可能性を持ったアプリケーションが提案されており、うまく活用することにより豊かなインターネットライフを満喫するといった利便性の他にも、これまでのサーバ投資に比して少ないコストでより多くのユーザにサービスを提供するといったことが可能となるはずである。たとえばP2Pによるキャッシュを用いたアプリケーションにより、ネットワークやサーバへの負荷を減らしながら、快適なストリーミングビデオを見たり提供することも可能になるであろう。
しかし一方で、WinMXやWinnyなどのファイル交換サービスによるトラフィックの増大と、それによるインターネットインフラへの影響は無視できないものになってきており、P2Pアプリケーションのトラフィックをコントロールする試みも実際に行なわれてきている。
本セッションでは、
- P2Pの可能性
- 現在のP2Pの現状
- トラフィックコントロール手法
等について、識者に発表を行なってもらい、その後会場を交えて議論を行なう。
結論を出すことは考えていないが、P2Pに関する問題意識等をネットワークオペレータ間で共有したいと思っている。
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発表資料(松本氏)
発表資料(横田氏)
発表資料(亀井氏)
発表資料(田山氏)
発表資料(中原氏)
ログ
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1/30 17:55-18:00 |
閉会宣言 |
岡田 憲明 [スパークジャパン株式会社] 松本 智 [JANOG13 実行委員] |
JANOG13の全プログラムが終了いたしました。ご協力頂きました皆様ありがとうございました。次回JANOG14ミーティングは以下の日程にて行います。ぜひ足をお運びください。
<JANOG14日程> |
日 時: | 2004年7月22日(木)、23日(金) |
場 所: | 宮崎市民プラザ オルブライトホール |
ホスト: | スパークジャパン株式会社 |
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発表資料(岡田氏)
発表資料(松本)
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