こんにちは!企画編成委員の三谷です。
JANOG50 プログラム紹介 第1弾は、Day3 (7/15)  「Change.  警察庁も変わりました ~サイバー警察局のお仕事~」を発表される、警察庁サイバー警察局 の 清川 敏幸 さんに 応募へのきっかけや、そもそも普段どんなお仕事をしていらっしゃるのかを、プログラム委員の黒河内さんと一緒にお聞きしました。


左:清川さん、右:後列 清川さん、黒河内 前列:三谷 (撮影時のみマスクを外しています)

JANOGに応募してみようと思ったきっかけは?

北海道警察から警察庁に異動し、サイバー犯罪の防犯対策を担当しています。
昨年から、フィッシング詐欺の被害が増大し、サイバー空間における脅威はますます深刻な状況です。
フィッシング詐欺に対する効果的な対策を考えたとき、必要なのは仲間を増やすことだと気づきました。そもそも警察が何をしているのか、何がしたいのかを、多くの人に知ってもらいたい。そして、ネットワークに詳しい方々をはじめ、いろんな分野の方と連携することができれば、フィッシングをくいとめることができるようになるかもしれないと考えました。

普段はどのようなお仕事をしていますか?

警察庁にいるのは警察官なのですが、現場での捜査などはしません。企画・調整・政策の立案が主な仕事です。
わたしは、対策防犯の係です。例えば、ウィルス被害、ランサムウェア被害、フィッシング被害、○○ペイ の不正利用 等、発生している犯罪の手口を分析し、被害の未然防止や拡大防止対策を考えています。
利用者の皆さんに広報したり、事業者さんのところに行って対策をお願いしたり、省庁に行って一緒にできる対策の検討をもちかけたり、そういうことをしています。

今回、この内容で話すことにしたきっかけは?

縁あって、札幌で開催された JANOG 44 (2020年1月22日〜24日) に参加していました。JANOG 50 は函館開催という情報を耳にし、確認するとテーマが “Change” 。「これだ」と思いました。
実は、令和4年4月に警察庁で組織改正があり、サイバー警察局が誕生したばっかりだったのです。
まさに「Change」です。警察が変わっていくということを多くの方に知っていただき、被害防止対策を一緒に進められる仲間を増やすチャンスだと思いました。

参加者とはどのようなことを議論したいですか?

みなさんが警察をどう思っているのか、何を期待しているのかを知りたいです。
考えや意見を直接お聞きできるチャンスだと思っています。
警察がやっていること、得意なこと、守備範囲などを紹介させていただいて、みなさんがどう思うのか、何を期待されるのかを知ることができれば、これからの活動の方向づけができるかもしれないと考えます。
色々な方との、「つながり」ができるといいなと思っています。

インタビューへのご協力ありがとうございました!

この発表からはじまる関係がある、そんな機会になることを願っております!(黒河内・三谷)