JANOG50企画編成委員の丸です。

Day 3の10:45~11:15に1F武道館A+Bで開催される「ネットワーク自動化の対応チャレンジ」について紹介します。
今回は発表者のセイコーソリューションズ株式会社の中山 真一さんに、お話を伺いました。

上段 中山さん
下段右下から 丸、加藤、熊本

自己紹介をお願いします

セイコーソリューションズ株式会社でネットワーク機器のソフトウェア開発をしている中山です。
今回の製品は入社以来16年くらい携わっている製品なので、その製品の開発を題材にしてJANOGに登壇できることを嬉しく思います。
JANOGは40から参加しており、ちょうど10回目の今回、自分が発表する事になるとは思っていませんでしたがここ何年かで登壇活動など経験してきたので、ちょうどよいタイミングだと思っています。

今回の発表で中山さん的にフィードバックして欲しいところはありますか?

ネットワーク機器ベンダーにユーザの方が直接「運用自動化に対応してください」というのはなかなか難しいと思うので、
私達の機器のようにある意味ベンダー色があまりないネットワーク機器の場合、直接色々な意見を言いやすいのではないか、と思っています。
発表内容について当日議論を行い、それを聞いた人たちがさらに意見を言って頂けたりすると、その議論自体が我々ベンダー側の開発のヒントになると思っています。
そういった運用者側とベンダーのディスカッションができればなと思っています。

運用ツールにAnsible、RESTAPIを選んだ理由は?

ユーザの方の運用は多種多様で、何のツールを使っているかも欲しい機能もお客様毎に違います。
その中で今回この2つに対応したのは、利用しているユーザも多く様々な要望に柔軟に対応できると思ったからです。
また、Ansibleについては、対応当時 流行り始めていて、対応する事で注目を集めやすくなるかもしれない、とも思いました。

加藤:Ansibleに対応してくださいとユーザーから直接言われたりしたのでしょうか?

ストレートに言われることはないですが、いわゆる「ネットワーク自動化」、「運用自動化」に対応していく中で、 Ansibleは自動化を実現する為のプロダクトでもあったので、まずそこをやるのがいいんじゃないか、という事で選びました。
また、JANOGやIntenetWeek当でも取り扱っていた事から、これからのデファクトになっていくかもしれない、という部分も選んだ理由の1つとなります。

特に伝えたい、または共有したい事はありますか?

インターネット上の情報はほとんどが使う側や運用する側の内容で、対応する側、開発する側の情報はまだまだ少ないです。
ただ、ベンダーが提供するネットワーク機器の各機能があってはじめて運用自動化は実現できると思っているので、これから自動化に対応するベンダーや、開発者にとって有益な情報になればよいなと考えています。

最後に、発表に対して何か意気込み等はありますでしょうか?

「使う側」と「提供する側」でもっと情報交換をすることで、ネットワーク自動化がさらに広まっていけばよいな、と考えています。
そこに対して、きっかけとなるような発表にしたいと思っています!