自己紹介とご挨拶

第51回 JANOG Meeting をホストさせていただく
株式会社ウインテックコミュニケーションズ の 鈴木 新一 です。

当社は1996年に地域ISPとして「ComLinkインターネットサービス」を始めました。
設立時に県内どこからでも同一料金で接続できるように、半年間で6か所のMA(Message Area:単位料金区域)にAPを構築したため、
楽しくも苦しい思いをしました。
ウインテック = Wingtechnology の略で、情報通信技術で飛翔したいと思いがありました。

創立時の課題で過疎高齢化が進む山梨でインターネット技術の応用を模索し、
医用応用として病院間連携・在宅他職種連携のシステムの構築・運用を行ってもきました。
現在は小さくもデータセンターを持ち、クラウド接続も含め地元企業や自治体への接続サービスなどを行っています。

ウインテックコミュニケーションズ と デジタルアライアンス について

ウインテックコミュニケーションズは、26年前にISPとしてスタートした届出電気通信事業者(旧2種)です。
デジタルアライアンスは、出資者14社がデジタル時代を共創するため設立した登録電気通信事業者(旧1種)です。

県が施設した光ファイバー網の保守管理を行いながら、民間での活用を支援し、県域で広域イーサ接続サービスなどを行っています。
地上デジタル放送への移行期には、CATV事業者14社(県内の8割近くの世帯保有)向けに、
共同ヘッドエンドの運用と事業者までの通信サービスを行ってきました。

二つの会社の運営に私(鈴木)が関わっていますが、どちらも地元山梨でのフラットな通信環境の整備と提供を志してきました。

2回目の JANOGホスト と JANOG への思い

JANOG Meeting に始めて参加したのは JANOG39 金沢 でした。
それまではJANOGの存在は知っていましたが、出かけるきっかけがつかめずにいました。
JANOGのTシャツを着て営業に来られた役員の方に甲府開催を促され、ワインを飲みながら即断したことがきっかけでした。
金沢での開催に参加したときに、若いエンジニアが議論しあっているのを見て「ワクワク」するのを感じました。

インターネットの大原則の「自立・分散・協調」が、目の前で再現されているのに感激し、
JANOG43での甲府開催を申込んだのがきっかけでした。

冬の富士山の麓で開催

コロナ禍で鬱々としていたときに JANOG51 のホストの募集がありました。
ちょうどネット動画で「ゆるキャン△」のテレビドラマが放映されていました。
” 冬の富士山の美しさ “” 澄んだ冷たい空気 “
冬の陽が染め上げる景色を知っている地元民として、「冬キャンがあるのだから、寒い時期だけど富士山の麓で楽しんでもらえたら?」
と思い応募しました。

観光地としての富士五湖は知られていますが、会場の周辺は昭和の繊維産業(機織り)が盛んだった場所です。
「西裏通り」という昭和時代の名残が残る界隈に、100以上のお店が軒を連ねています。
昭和の時代の産業の勃興と衰退の歴史と、そこに漂うスピリッツが、DXの時代の小さなヒントになってくれるような気持ちがしています。

動き出す、一歩 ” JANOG51テーマに沿って最後にコメント

新しい仕事に取り組む時、まず自分ががむしゃらに動くことから始まり、
次第に周りも呼応して動き出してくれたことの記憶があります。

小さな一歩でも、まず動き出すことが自分の世界を広げ、
ほんの少しでも周りに良い影響をあたえることができることを、希望し、信じたいと思っています。

ふじさんホール前より   左:鈴木さん  右:加賀爪さん

みなさま、富士吉田でお待ちしております!

株式会社ウインテックコミュニケーションズ
代表取締役社長 鈴木 新一