JANOG51企画編成委員のみたにです。

プログラム紹介のニュースレターとして Day1 の 16:45~17:30 に ふじさんホール で行われる「地域IXは地域活性化の切り札か?」をご紹介いたします。

登壇される 石田 慶樹さん (日本ネットワークイネイブラー株式会社 *1)、 日里 友幸さん (ケーブルテレビ株式会社)、 金子 康行さん (株式会社グローバルネットコア)、 西田 圭さん (株式会社戦国/JANOG51 企画編成委員長)、JANOG51からは、 井上 祐一郎(プログラム委員)、 三谷 公美 (企画編成委員・一般社団法人LOCAL/さくらインターネット株式会社) が参加しました。

注:
*1…応募時、インタビュー時。記事公開時は 株式会社JPIX。


画像上段左から 金子さん、三谷
画像中段左から 石田さん、井上
画像下段左から 日里さん、西田さん

プログラムに応募されたきっかけを教えてください

石田:
東京、大阪に集中するだけでなく、第三、第四の局となる地域IXが必要であることが明らかになっている中、逆に地域IXでできることは何なのか? 地域DCと共に、地域再生の鍵になりえるのか?
実証実験が進み 色々なことが見えてきているが、これをさらに継続し育てていくためには、何が必要なのか。
わたしたちがこれまでしてきたこと、今動き始めていること、これから何ができるのかをディスカッションしたいと思ったのが応募の動機です。

JANOG48、49 に続き、1年ぶり3つめの 地域IXシリーズ ですね

西田:
IXやDCは地域が元気になるための材料と思われているかもしれません。
ここで、本質は「箱」ではなく「中身」コンテンツの問題だと思うのです。
何を発信するために、なぜそこにIXを置かねばならないのか。
それが地域にIXがある意味だと思っているので、コンテンツの議論ができたらいいなと思っています。

石田:
その地域の人たちが便利になるようなコンテンツを、見る側の立場からも考えなければならない。
ひとつは、大きなコンテンツのキャッシュサーバを配置するということがあるだろう。しかし、これだけでは地域での雇用や人の動きというものは大きく変わらないのです。
日里さんがやっている CATV などは、この見る側から考えたコンテンツを持つプレイヤーの役割をしていると思います。

金子:
JANOG48、 49、 51 と、「同じ話を3回するの?」と思われるかもしれませんが、 ここには「回を重ねて、深掘りしていけたらいいな」という思いがあります。
「デジタル田園都市国家構想」など、49の頃はまだ出てきたばかりでした。
51を迎える今では事例がでてきています。まさに動きがある中で、継続的に追っていくということは大事なことだと思います。その時点の状況での “動き” や、みなさんからの意見をとりあげながらディスカッションできたら嬉しいです。

地域IXをきっかけに、地域のコミュニティや地域の産業など色々な広がりがうまれていますね

日里:
TOCHIGIX をたちあげたのは、金子さんがやっていることが楽しそうだったから。(笑)
そんな純粋な気持ちがきっかけでした。その後、愛媛、秋田、南九州と広めることができました。
CATVは光ファイバーをたくさん持っているという潜在能力を、地域の産業振興にもっと活かすことができます。これからも、もっと広がっていって欲しいと思います。
また、地域IXやローカル5Gに取り組む中で見えてきたこと等もお話できればと思っています。

参加される方へのメッセージをお願いします

西田:
IXをつくる、データを近くで交換するというモチベーションから、「地域で話せる場所を作っていく」「地域コミュニティをあたたかくしていく」。
そういうディスカッションをしていきたいです。

石田:
シリーズとして続けているプログラムの後に、集まって話す「振り返り」の機会がもてたら面白いと思っています。
きっと、技術の話だけではなく、環境や社会の話になるでしょう。
だからこそ、これをオペレータの場で継続してやっていく意味があると考えています。リアルな話を考えるきっかけになれば嬉しいです。


みなさん、インタビューへのご協力ありがとうございました!