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概要
JANOG50 Meeting「マンガ海賊版サイトの技術要素と対策法」では、日本におけるマンガ文化、マンガ海賊版サイトが及ぼす負の影響、マンガ海賊版サイトのフロントエンドや推定されるインフラ等の技術的な分析、私たちエンジニアだからこそできる貢献方法を議論しました。そして1年、超巨大マンガ海賊版サイトが生まれるには至っていないものの、多数の海賊版サイトが乱立する状況が発生し、現状を打破するには至っていません。解決にむけた糸口をつかむために、引き続き技術的な観点から海賊版サイトの調査と対策を進めています。
調査対策を継続していく中で、海賊版サイトの多数がドメインホッピングと呼ばれる手法により頻繁にサイトの乗り換えを行う状況、海賊行為への対策に前向きでない事業者が存在する状況、さらには海賊版サイトを容易に構築するためのフレームワークが存在し、これが情報商材化している状況も確認しています。一方、URLや画像の同一性に注目することで、複数海賊版サイトをグルーピングしたり運営者を推定できないかという調査の進展もありました。
マンガ海賊版サイトは、ドメイン名、CDN、クラウド等など、インターネットの様々な資源・サービスを巧妙に利用しサイトを展開しています。JANOGはインターネットに関わる様々な方の集う可能性の場です。加えて今年10月には京都でインターネットガバナンスフォーラムが開催予定です。本プログラムでは、マンガ海賊版サイト対策の最新情報を”eXchange:交換”するとともに、インターネットガバナンスに関わる本課題について議論を盛り上げていきたいと考えています。
場所
2F コンベンションホール
日時
Day1 2023年7月5日(水) 16:15~17:15(1時間)
発表者
Kenichi Yamashita(SAKURA Internet Inc.)
Yoshiki Ishida(Japan Internet Xing Co., Ltd.)
Nobuhiro Takamizawa(J-Stream Inc.)
Shusuke Miyauchi(Yahoo Japan Corporation)
公開資料
発表資料_マンガ海賊版サイト対策フォローアップ(最新情報アップデート2023)(石田)
発表資料_マンガ海賊版サイト対策フォローアップ(最新情報アップデート2023)(山下)
発表資料_マンガ海賊版サイト対策フォローアップ(最新情報アップデート2023)(宮内)
発表資料_マンガ海賊版サイト対策フォローアップ(最新情報アップデート2023)(高見澤)