JANOG53ホストからのご挨拶

JANOG52ミーティング フォトアルバムより

LINEヤフー株式会社の中川 稜です。
この度JANOG53 MeetingのホストをLINEヤフー株式会社で務めさせていただくことになりました。
私は2020年にLINE株式会社に新卒で入社して、普段はAS38631の運用・データセンターネットワークの設計/構築/運用・業務で使用するツール類の開発をしています。

私が初めて参加したJANOG Meetingは2017年に実施されたJANOG39金沢で若者支援プログラムを利用して参加しました。
当時はまだ学生で、JANOGって一体なんなのか全く分からずでした。
プログラムを聴講したり周りの人達の声を聞いてみると、

「BGPの◯◯がさ」
「ASXXXがさ」

と、様々な方が魔法の言葉で熱く語っていて、当時の私には理解が全くできませんでした。
ただ何故かわかりませんが、当時の私は理解が出来ないなりに興味を持ち、若者支援プログラムを利用してその後も継続的にJANOGに参加しました。
それからJANOG Meetingというのは議論をする場なんだと知って、私も何か議論したいと思い、丁度議論ができるネタがあったので当時活動していたある学生プロジェクトのメンバーと一緒に登壇しました。

JANOG42 若者支援運営委員 支援者一同

ホスト立候補の動機

今回ホストに立候補させていただいたきっかけは色々ありますが、一番はJANOG50 Meeting函館に現地参加したことでした。

就職してからは業界の為に何か出来ることはないかと考えて、個人としてネットワークエンジニアの技術を向上させるJANOGの企画(NETCON)をお手伝いさせていただいていて、このコミュニティの良いところをより知りました。
そして社内にはJANOGが好きなエンジニアがたくさんいて、マイクにたくさん並んで議論する人や登壇して議論したい人、本当に多くいました。
そこで会社としても何かお手伝いできることはないかと考えていた時に、JANOG50 Meetingがありました。
久しぶりに大規模に現地開催された回で、現地の熱量を見た私はこれは是非とも会社としてもコミュニティに貢献したいと強く思ったのでした。

JANOG53への思い

私は若者で溢れるJANOG53を目指したいです。
インターネットが普及しだしてはや四半世紀を超えた今、日本のインターネットは非常に便利になり、発展にはJANOGの存在も大きく寄与していると思っています。
ただこれから半世紀に向けてより発展するには、若者の力は不可欠です。
業界に若者を増やすにはどうしたらいいのか、まずはネットワークに少しでも興味を持ってくださる人を増やすことが重要だと考えています。
ではどうやって興味を持ってくださる人を増やすかというところには、様々なアプローチがあると思います。

色々なアプローチがある中、今回は現地での議論をみなさんに知ってもらうことを目指したいと考えています。

若者支援で現地に行き、大人達が廊下で立ち歩きしながら熱い議論を交わしたり、BoFで地べたに座りながら議論しているところを見て、聞いて、その熱量を感じたから、私はJANOGやネットワーク業界に興味を持ちました。

この体験があったからこそ、私はこの業界に来たと言っても過言ではありません。
企業の垣根を超えたエンジニア同士が現地で熱く真剣に議論し、その後深く交流するという普段見慣れない刺激的な光景や体験が今の自分の活動に繋がっていますし、JANOGならではの高い価値のひとつであると考えています。
このような現地ならではの体験を通じて、多くの方に業界やコミュニティへ興味を持って頂くきっかけになると信じています。

また、学生の方々に来てもらうような施策をいくつか考えております。
既に近隣の大学の先生方には少しご相談に乗っていただいていますが、周知などのお願いなどができないかのご相談をしているところです。
ホストとして出来る範囲ではございますが、会社として様々なお手伝いをする所存です。

会場と博多

会場は博多駅から徒歩13分で行ける2021年に開業した博多国際展示場・カンファレンスセンターという場所をご用意いたしました。
会場は新しく、各ホールが非常に広いのが特徴です。
現地にはたくさん人が来てほしいので、国内でも一番と言っていいほどアクセスのいい空港・会場を選んだつもりです。

様々な方々から「52の長崎に続いてまた九州ですか!」というコメントをいただいていますが、LINE Fukuoka(現:LINEヤフーコミュニケーションズ)という開発子会社があり、LINEにとって縁の地ということもあり福岡にしました。
JANOG47福岡開催がコロナで完全オンラインになってしまって、そのリベンジというのもあります。

またJANOG52の次回予告でもお伝えしましたが、間違っても福岡国際会議場には行かないでください。
今回の会場は博多国際展示場・カンファレンスセンターです。
海側の方面ではなく、博多駅の東口になります。
福岡によく慣れている方こそ間違える話をよく聞きますので、ご注意いただければと思います。

最後に

JANOG Meetingは今では参加登録が3000名を超える大規模なコミュニティへと発展しました。
コミュニティには様々なバックグランドの方々がいるので、参加者全員が心地よく議論ができる環境を作り上げたいです。
これにはみなさんのご協力が不可欠です、行動規範にもある通りお互いに思いやり尊重しあうことが大切だと思います。

そしてJANOG53が皆様にとって有意義な時間となり、インターネット業界に新たな価値をもたらすことを心から願っております。
それでは冬の博多でみなさんとお会いできることを楽しみにしています。

LINEヤフー株式会社 ネットワーク1部 サービスネットワーク1チーム 中川 稜

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