プログラム紹介「次世代OpenStack NFV基盤の検証」

Day3(2024年1月19日) 13:30~14:30に開催される「次世代OpenStack NFV基盤の検証」の発表者の辻広志さん(KDDI株式会社)に、本プログラムについてお話を伺いました。

発表者の辻さん

応募したきっかけ

第三世代のOpenStack NFV基盤検証においてIPv6/BGP/Anycastなどをいろいろと試しています。その中で特にIPv6でハマったポイントが多く、この経験を公表しておくときっとそのうち誰かの役に立つのではないかな、と思ったのが応募のきっかけです。また、過去JANOGの発表からアイデアを貰ったことで実務に生きた経験があるため、今回発表することにより他の人の助けになればという思いもあります。

アピールポイント、議論したいこと

IPv6、特にDHCPv6のハマりポイントについて、皆さんに共有したいです。また、BGPでのIP Anycast構築での課題についても議論したいと考えています。

私たちの部署にはOSS開発にたずさわるエンジニアが多いわけではないため、OSSをアップストリームのまま採用するのが難しく、今回の基盤には商用サポート付きで販売している商用OSS製品を利用しています。OSSをforkするのではなく商用製品をベースに実現する上での難しさについてもお話したいです。

JANOG53の参加者への期待

IPv6苦労話、シングルスタック構成でのBGP構築の課題など、私たちが検証において直面したバグや課題、仕様上の問題について共有しますので、それらの解決に向けてどう取り組んでいくとよいかについて議論を行いたいです。

IPv6化を行っている・行った方にはぜひ参加していただきたいと思っています。

最後に

今回の発表を通して、同じ苦労をしている方の助けになればうれしいと考えています。過去にJANOGの発表からアイデアを貰ったことへの恩返しの気持ちもあります。参加者の皆さんと議論を行うことで、新たなアイデアや知識を得られることを楽しみにしています。

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