プログラム紹介「倉庫で構築するNWで苦労したこと」

発表者の佐々木さん(左)と担当プログラム委員の蟹江(右)

Day2(2024年1月18日) 13:15~13:45に開催される「倉庫で構築するNWで苦労したこと」の発表者である合同会社DMM.comの佐々木航平さんに、担当プログラム委員の蟹江(以下、蟹江)がインタビューしました。

業務内容や応募したきっかけ

蟹江 : 佐々木さんの業務内容やJANOGへの参加歴について教えてください。

佐々木さん : 現在は、バックボーンネットワークのルータ検証作業、商用ネットワーク周りの構成変更・自動化、管理ツール開発などを行っています。JANOGはJANOG50で初めて現地参加しました。JANOG53で3回目の現地参加になります。

蟹江 : JANOG53へのプログラム応募のきっかけは何だったのでしょうか?

佐々木さん : 最近、オンラインクレーンゲームという新規サービス向けネットワークを構築するという業務を担当しました。倉庫という普段とは違う場所でのネットワーク構築についてJANOG Meetingで共有すると、参加者のみなさんに面白いと思ってもらえるのではないか、と思って応募しました。

プログラム内容、アピールポイント、議論したいこと

蟹江 : このプログラムの内容やアピールポイント、議論したいことについて教えてください。

佐々木さん : まず、オンラインクレーンゲームサービスを立ち上げるにあたり、サービス用のネットワークを倉庫に構築する際に発生した様々なイベントとそれへの対応についてお話したいと思います。

蟹江 : 「新規サービス」「オンラインクレーンゲーム」「倉庫に構築」というところがキーワードでしょうか?

佐々木さん : そうですね。新規サービスということで、当初想定していない通信フローが発生して仕様の大幅変更が発生しました。また、WebRTC関連でもかなり苦労しましたね。
設置場所が倉庫なので、データセンターとは違ってインフラ周りはかなり制約がありました。倉庫までの交通の便がよくないためZTPは必須だったのですが、様々な制約に悩まされました。

議論や意見交換したいことは、まずWebRTCまわりですね。ネットワーク担当としてどのレイヤーまで理解しておくのがいいのか。L3/L4までか、L7までか。ZTP関連では、Ansible moduleがない環境での対応や、DHCP関連のカスタマイズについて話し合いたいです。新規サービスというところでは、コストの制約とネットワークの安定性・冗長性のせめぎ合いについて、どう乗り切っているのか皆さんの経験談等も伺いたいです。

資料を確認しながら、構築時に発生した様々な出来事を語る佐々木さん

最後に

蟹江 : 最後に、JANOG53への参加者にメッセージをお願いします。

佐々木さん : 話したい事、議論したいことは盛りだくさんなのですが、プログラムの時間は限られているので、全部は話しきれないと思います。公開資料には記載しておきますので、プログラム終了後にも引き続き議論等できるとうれしいです。

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