JANOG49実行委員のくまもとです。
今回、鹿児島で行われるJANOG49実行委員の募集が9月6日よりはじまります。今回はまだスタッフに興味がある方向けに、スタッフがどんなことをやっているかを簡単に説明いただきます。

実行委員と運営委員、ホスト(事務局)ってどう違うの?

〇〇委員ってのが多いけど、どう違うの?と疑問に思われている方も多いかもしれません。ここではそれぞれの主な活動を説明します。

JANOG運営委員

JANOG運営委員(通称コミッティ)は常設の委員会となっており、今回のJANOG49だけではなく、
過去開催されてきたJANOGや、今後開催予定のJANOGの調整や、JANOGのメーリングリスト、サーバなどの運営などを行っています。
JANOGの実行委員としては有事の際などにも過去の知見や団体としての指針からアドバイスをもらう事も多いです。
現在のメンバーはこちらです。
運営委員には「会長」職があったり、企業ですと位の高い印象を受けるかもしれませんが、JANOGはすべての会員が対等に議論できる事が望ましいため、JANOGの運営委員は「JANOGを永続的に続けていく」ための縁の下の力持ちといった表現が正しいかもしれません。

JANOG運営委員をより詳しく知るためには以下のドキュメントが参考になるかと思います。
JC6:JANOG運営委員会の活動内容
JC7:JANOG運営委員会・ポジションペーパー

JANOG〇〇実行委員(今回応募をしている委員です!)

実行委員はJANOGミーティング開催事に毎回イチから構築される委員会です。
実行委員長をはじめとした大まかなメンバーについては運営委員によって選出され、その後のチームビルディングについては各委員長が行う事になります。
JANOG〇〇(ナンバリング)のゴールは「今回のJANOGを成功に導くこと」です。開催終了後、アーカイブ配信やアンケート集計が終わる段階で解散となります。そのころには次のJANOG実行委員会が募集されて、新たに作られているかと思います。
委員は大体がベテラン1:2~3回目の方1:初参加1くらいのバランスになっており、連続して参加する方も少なくはありません。
実際のスタッフ業務内容については事項以降でします。

ホスト(事務局)

ホストはJANOG〇〇(ナンバリング)毎に決定されます。
主な役割としては会場の提供や開催にかかる各種手配調整と経費の負担となります。その他、参加登録システムや、協賛社とのやりとり、懇親会の取りまとめなども行い、こちらをJANOG〇〇事務局として運営していく形となります。
以前は都度立候補があり次第、運営委員により決定していましたが、近年は立候補者が多くなってきた事で、かなり先のJANOGのホストを決定していかないといけなくなったため、ナンバリング毎にホストの立候補を募りその中から決定をするといった方向に変わってきています。

JANOGのホストについては下記のドキュメントが詳しいですが、最終更新から結構経っていますのでスケール感などは現在と変更があるかもしれません。
JC3:JANOGミーティングのホスティングのお願い

以上の活動内容などを踏まえた動画が用意されていますので、お時間ありましたらこちらもご覧ください。

今回募集する委員について

今回のJANOG49実行委員で募集を行っているグループは大きく分けて3つになります。

プログラム委員

プログラム委員はその名の通り、JANOG49の本会議で行われるプログラムをどのような日程・順番で行うとよいかを議論し決定をおこなったり、それぞれのプログラムの登壇者の方と事前ミーティングを行い、より有益な議論に導くためのアドバイスなども行っています。
「今回のJANOGの議論が盛り上げるための準備や登壇者のサポート」のための活動を行います。

忙しい時期は今回の場合ですとプログラムを締め切り、それぞれのプログラムの趣旨を理解し、タイムテーブルを組み立てていく9月末~10月頃と、開催直前から開催直後にかけての登壇者の皆さんからの提出資料を掲載するなど作業や、場合によっては会期中の司会なども行うこの時期が忙しくなります。

プログラム委員はネットワークの知識に全く疎いと厳しいかもしれませんが、
すべてにおいて詳しくないとできない役割ではありません。
自分ではわからない部分はもしかしたら参加者のほとんどもわからない内容かもしれません、そういった気づきをお伝えするのも大切な役割だと考えています。

企画編成委員

企画編成委員は会場設営のお手伝いや、Webサイトの運営、近年ではオンラインとの双方向でのやり取りを行うための配信環境の準備なども行っています。
その他スタッフ用のパーカーやTシャツのデザインなども行っています。

ホスト・事務局さんと連携をして、JANOG49参加者の皆さんが「満足してもらえるような空間をプロデュース」するため、事前の告知や、当日の誘導、当日のイベントの開催をおこなったりします。

忙しい時期は、12月から開催当日までの1か月程度が一番忙しくなります。
冬のJANOGは年末年始を挟む関係で前倒しのスケジュールとなり、本来の業務なども忙しいなかで進めていく事もあります。ただし、本来の業務を最優先にしていただき、思ったような活動が難しい場合はすぐに相談してもらえれば大丈夫です!

企画編成委員はオペレータの方以外にも営業や企画といった職種の方も応募されていることも多いですし、実際にスタッフ業務を行ってもらっています。そういった職種の方から出た過去のアイデアが今に続いているものもたくさんありますのでやる気がある方であれば検討してみてください!

NETCON委員

JANOG47に引き続き2回目の開催となるNETCON。
NETCONは様々なネットワークトラブルを仮想環境上に構築し、参加者のみなさんに解いてもらうことでポイントとなり最終的にだれが一番トラブルシュートができるかを競うイベントです。
NETCON委員は名前の通り、「NETCONを開催し、成功へ導く」ことがゴールの委員になります。

NETCON委員の大きな役割として
・出題する問題の作成
・当日参加者が触ることができる環境の用意
・スコアサーバの構築
といった事が挙げられます。
それぞれ、一定以上のスキルを求められるのがこの委員ですが、
その他にも広報なども必要になってくる場面もありますので、
NETCONに興味のある方は応募要項を確認してみてください!

やらないこと

基本的に、実行委員会ではお金の管理をおこなう事がありません。
費用がかかる事があればホストに相談して用意していただくといった形をとっています。
協賛についてもホストおよび事務局で対応をおこなっていただくため、スポンサー営業などは実行委員の役割には含まれていません。
(でも、協賛したいという方が周りにいる場合は教えてください、事務局さんが対応していたけます。)

また、作業を強要をするような事はしません。
責任感をもちつつも、もしも出来ない自体になった場合には各委員長に相談ください。この業界、本業が急なトラブルに見舞われる事もあると思います。
その際、助け舟を出してもらえれば必ずだれかが拾ってくれます。
本業を優先し、活動を行うことがスタッフ成功の秘訣だと思っています。

JANOGスタッフをするメリット

JANOGの開催自体はたった3日間しかありませんので、たくさんの人と親しくなるには限度があります。しかしJANOGスタッフすることで普段は様々な会社で仕事をしている老若男女の方々と約半年、ミーティング成功というキーワードのもと、一緒に活動します。その濃い時間はきっと今後、業界で生きていく際に役に立つことがあると思います。

ネットワークエンジニア系Youtuberの「show int」さんでもスタッフをすることによるメリットについての動画がありますのでこちらもどうぞ。

ホスト、協賛社、登壇者、参加者の皆さんだけではなく、スタッフの我々が一番楽しめるようなミーティングにするために皆さんのご応募お待ちしております!

スタッフ募集はこちら!