K画H成委員のKです。
今回は数回JANOGの本会議で発表をされている方々にプログラム募集時に気をつけていることなどをテーマに話をしてもらいました。
今回は覆面座談会にしています。

座談会参加者(画像はイメージ)

Sさん(仮名)
近年のJANOGでの発表率はNo1(委員調べ)ソロでの発表も豊富かつ、時事ネタのコーディネイト的な役割の発表も多い
Oさん (仮名)
ネットワークセキュリティやポリシー、ガバナンス系などのは発表が中心。 最近は大学の教授らしい 。
K (仮名)
今回の進行も担当。JANOGでは地域ネタを中心に発表をソロ/パネルともに数回経験。

座談会開始

K:今回はお集まりいただいたのはプログラム応募の際に気をつけているようなことなどを、猛者たちにお聞きできればと考え、開催させていただきました。
よろしくお願いします。

SOよろしくお願いします。

K:早速ですが、募集時にきをつけていることとかってありますか?
僕は、みなさんもやっていると思いますが、JANOG自体の毎回のテーマに合わせた文言を入れたりもしています。かなり広義なものをテーマにしていることが多いので、どんな発表でもテーマを盛り込むのはそこまで難しくないんですよね。
あとは、JANOG自体は議論を中心とした時間の組み立て方になっているので、「こういった話をしたい」という内容ではなく「どういった議論をしたい」か、を明確に書いています。

O:バリバリに技術な内容だとプログラム委員にも伝わりやすいのでアブストラクト(以下アブスト)書くのも比較的敷居が低いんかと思いますが、そうじゃなくて制度などそういったこれからのことを議論したい場合というのはそのまま直球で書いても受け止められないみたいなのはあるので、技術とからめて議論内容をうまく誘導するようにアブストを頑張る場合もあります。
昔、直球で書きすぎてなんだか難しそうな話だと敬遠されてしまったりもした経験もあるので、その次のJANOGではそのあたりを伝わりやすく書くことで登壇できた経験もあります。

S:投稿時に資料もある程度まで完成させたものを添付して、それをサマリーしてアブストを書くことが多いかな。
そうすることでプログラム委員や参加者の方も内容を理解しやすいし、議論したい内容もつかめるのかと。

K:でも数ヶ月前にある程度完成させるのは大変、ギリギリまで宿題をやらないタイプの僕には無理だ・・・・
あらかじめこういう人と議論がしたいみないなイメージがあれば、もう登壇者としてブッキングしてしまうとか。例えば僕の場合だと地域でJANOGが開催されている場合はその地域の人の生の声が聞きたかったりするので、あらかじめ話をしておいて一緒に登壇していただくとか。そういった事で委員や参加者の皆さんに議論の内容をそれとなく匂わせておくとか笑

O:あとは、もし不採用となっても 時の運と縁もあるので、めげずに次回に再チャレンジする折れない心も必要。

S:まぁそういう事よね。すくなくとも10人程度のプログラム委員の目には触れて意見はもらえるのでこれを元に修正をできるいい機会だと思って。
考え方がうまく伝わらなかったなぁとか。このアプローチの仕方だとこの人たちには響かないかとか。

O:そもそもJANOGで話すことが最終目的じゃなくて、コミュニティやなんらかの人々に言いたいことを「伝えたい」なのでプログラム委員から無料でコメントをもらってブラッシュアップできる場と考えています。募集してマイナスは無いですね。

K: それが結果、次のJANOGとか他のコミュニティでの発表時の満足度につながるって感じですね

LTについて

K:最近はLTが添付資料なし、枠少なめ、参加者投票ってことで競争率が高くなってきているようですがどう考えていますか?

S: 名前や所属ブラインドにしてるから、純粋に日本語勝負なんだけど、
近年はその日本語勝負もすごく高度になってきている気がします。

K:本プログラムのほうであれば、即採用といった内容も中にはありますよね。
すくなくとも30分枠とかになっちゃいますが。

S:様々な事情で議論はしたくないって人は意外に多いのよね。
議論の過程でNDAの顧客情報とかバグとかで話ができないことが多い場合もあるし。

K:基本的には本プログラムでは議論時間を入れる事を前提としているからそういった内容だと難しいのですね。
以前やっていた20分議論なしのショートプログラムは、実際そういったことを多く抱えているベンダーさん等も参加していただいていた気がします。

O:そういった事情がなければ競争率高いLTよりも、本プログラムの応募のほうに回しますね。

最後に

Sさん、Oさん、ありがとうございました!
募集を躊躇されている方がいましたら、この座談会を参考にして一度挑戦してもらえればと思います。

JANOGのプログラムは時間や場所の関係でなかなかすべてを採用はできないのですが、伝え方一つで、採用の確率はあがるのではないかなと考えています。

今回のJANOG49のプログラム応募は現在絶賛募集中です。
締切は10月18日(月)23:59迄となっております。
募集要項や募集方法はこちらを御覧ください!
https://www.janog.gr.jp/meeting/janog49/program-app/