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概要

去る2017年から2018年にかけ、マンガ海賊版サイト「漫画村」が社会的に問題となりました。最盛期には月間1億のアクセスを集めたと云われます。 これを受けて「インターネット上の海賊版対策に関する検討会議」が催され、サイトブロッキングが議論となったことは、記憶にとどめて居る方も多いと思います。 その後、出版と通信とに協力関係もでき、多方面から対策が取られてきましたが、2021年11月はマンガ海賊版サイトの集めた合計アクセス数が月間4億に達したと云われる等、被害は以前に増して深刻です。

本セッションでは、まずは2018年以来の海賊版サイトと対策それぞれの全体的な動きを振り返ります。 その上で、マンガ海賊版サイトについて調査した結果、フロントエンドの工夫によりCDNをうまく利用している可能性が見えてきました。 技術的な調査によるフロントエンドの特徴やインフラ構成の推定を基に、会場のオペレータの皆様と意見交換ができればと思います。

JANOG50のテーマはChangeです。私たちがエンジニアとして提案できるブロッキングではない新たな対策方法の意見を交換し、海賊版サイトが巣くう現状をChange!したい、と考えています。

場所

1Fメインアリーナ

日時

Day1 2022年7月13日(水) 14:45~15:45(1時間00分)

発表者

山下 健一
さくらインターネット株式会社

KENICHI YAMASHITA

石田 慶樹
日本ネットワークイネイブラー株式会社

Yoshiki Ishida

高見澤 信弘
株式会社Jストリーム

Nobuhiro Takamizawa

宮内 秀輔
ヤフー株式会社

Shusuke Miyauchi

公開資料

マンガ海賊版サイトの技術要素と対策法-当日資料

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