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概要

昨今ネットワーク機器への設定ミスによって発生する障害が多くあり、その影響度というのは非常に大きいです。
そこで設定ミスによる障害を防ぐ取り組みとして作業前に本番と同等な検証環境を用意して検証するという方法がありますが、物理機材を用意するのはコストの観点から難しく仮想環境を導入することが多くの場合考えられます。
しかし仮想環境で本番と同等なネットワークを構築・準備するのは簡単ではありません。
・様々なOSに対応する必要がある
・多くのノードとリンクがあるTopologyの作成には時間がかかる
・仮想では使用できない・制限されているコマンドがあるのでConfigを都度修正する必要がある
・OSによって物理機器と仮想OSではInterface名とマッピングが異なる
・CI/CDに対応する必要があるなど
このプログラムではContainerlabというOSSをみなさんに共有すると共に、OSSのBatfishやその他たくさんあるソリューションとの違いについて説明します。そしてLINEがContainerlabを選び、どのような方法を用いて上記のような仮想環境を作る上の課題を解決をしたのかについて紹介したいと思います。
最後に皆さんとは仮想環境を利用した設定ミスによる障害を防ぐ為の方法やよりモダンなネットワーク仮想環境について議論したいです。

場所

3F市民ギャラリー

日時

Day3 2023年1月27日(金) 10:00~11:30(1時間30分)

発表者

中川
LINE株式会社

Ryo Nakagawa (LINE Corporation.)

勝也
シスコシステムズ合同会社

Katsuya Shima (Cisco Systems G.K.)

公開資料

Containerlabを使用した商用環境と同等な 検証環境の作成とユースケースについて(中川/嶋)

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