プログラム紹介「日本に上陸した新しい Cache、Open Caching を触ってみた。」

上段左から、冨永さん(PC)、前田(Org)
下段左から、石川さん、中川さん、高見澤さん

Day3(1/19) 14:45~15:45に開催される「日本に上陸した新しい Cache、Open Caching を触ってみた。」の発表者の3名に本プログラムについてインタビューを行いました。
・株式会社Jストリームの高見澤 信弘さん

・株式会社JPIXの中川 あきらさん

・ケーブルテレビ株式会社の石川 英昭さん

自己紹介

高見澤さん:Jストリームの高見澤です。普段の仕事は自社のCDNの企画や設計を行っています。

中川さん:JPIXの中川です。Open Caching の導入を行っています。

石川さん:ケーブルテレビの石川です。普段の仕事は上位系のネットワークの保守運用を行っています。今回初登壇です!

応募したきっかけを教えてください。

石川さん:以前、鹿児島で行われたJANOG49の「続・IXの現状と新たなる展開」というプログラムでOpen Cachingの実証実験について、私の上司である日里が少しふれました。今回新たに検証を行いましたので、結果についてお伝えしたいと思い応募しました。

中川さん:この新しい CDN (Open Caching) は、オープンな場で生まれたため、JANOG に適していると考えました。

Open Caching とはなんですか?

中川さん:SVTA(*1) という国際アライアンスによって策定された CDN の仕様です。この仕様は CDNI (CDN Interconnection) に関する比較的に新しい RFC 等を元に策定されたものです。いずれもオープンな場で策定されたものであるため、全体としてオープンであると見えております。

(*1)SVTA :
世界の大手を含むコンテンツ事業者・CDN事業者・ベンダー等が集まるストリーミングビデオの相互運用向上のためのアライアンスです。

アピールポイント、議論したいことはありますか?

高見澤さん:実証実験を通して、新しいCDNの仕組みを導入、試験できる貴重な経験ができたと思っています。JANOG参加者の皆様に、実証実験で得られた知見として、特にトラヒックコントロールを中心に共有ができればと考えています。

石川さん:QwiltのOpen Caching を使用しているなかで、冗長構成の確認や、ISP目線でのOpen Caching に期待することを話したいと思っています。

学生向けに伝えたいことはありますか?

中川さん:インターネットを安定的に使っていくこと=トラヒックとの戦いです。一説にはインターネット上のトラヒックの70~80%はCDNが運んでいます。CDNは今のインターネットには必要不可欠となっていますので、是非、CDNについて関心を持ってほしいです!

今後のJANOGに向けて何かありますか?

高見澤さん:たまご(JANOG49)→ひよこ(JANOG53)→にわとり(JANOG X)と育つように頑張っていきたいと思っています!これはあくまで序章で、地域にキャッシュを置くためにトラフィックを地域に持っていくためには、CDN側だけでは難しいところがありますので、その辺を次のステップに持っていきたいと思っています。

福岡で楽しみにしていることは何かありますか?

石川さん:替え玉しつつ、議論を楽しみにしています!

インタビューにご協力いただきありがとうございました!
当日の発表を楽しみにしています!

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